カテゴリ:パリの生活編
le vide ordure (ル・ビッド・オーデュール)と呼ばれるこの物体、 パリのアパートの一件一件に、壁に直接ついているのですが、 これは一体何の為に使われているのだと思いますか?
取っ手に手をかけて 手前に引くと・・・・・
あ~ら不思議! 物を入れるスペースが 現われましたっ
実はコレ、上から下の階 まで繋がっているゴミの 投げ入れ口なのです。
地下に大きなゴミ箱が設置されているのですが、各住居人が投げ入れたゴミが そのゴミ箱に溜まるというシステムになっています。 ただし投げ入れて良いのは紙類のみ! でも、こういうのって必ず決まりを守らず生ゴミやその他のゴミを 投げ入れる人がいるんですよね 汚物の入ったおむつやら、中にまだヨーグルトの入った入れ物、 食べ残した魚やエビ、その他ワインの瓶まで(!)投げ入れる人が いるんだそうです(管理人説) 上の階から地下まで落ちるゴミです、落ちた時の衝撃で、容器の中の ヨーグルトは飛び散る、ワインボトルは砕け散る・・・と、あとでお掃除が大変だそうです。 ガラスの破片は危ないですしねっ それに、生ゴミも袋に入れずに投げ捨てるので、悪臭が漂います。 ゴミを投げ入れようと思いフタを開けると腐ったエビの臭いが・・・ なんていうことはしょっちゅうです(ぐはぁ~~っっ)
バクテリアも増え衛生的でない、ということで、パリではいよいよ このゴミ投げ入れシステムが廃止になりました。 そして今日は我がアパートにも、このゴミ入れ口を取り潰すための 工事をする人達が入ってきました。
トン テン カン テン・・・・・
小一時間経過です。
じゃーんっ! ゴミの投げ入れ口は見事に潰されました! し、しかし・・・醜く残った灰色の後。 「え?このままなんですか?白いペンキは塗ってくれないのですか!?」 とすがるように頼んだソラですが、「NON!」の一言です。 仕方がないのでその場は諦め、「きっと後で他の業者の人がペンキを塗る為だけに きてくれるんだろう。」と後に想像したソラですが、なんとなくしっくりいきません。 「漆喰を塗りたてだから、乾くまで待って、後日ペンキを塗ることになります。」 とかなんとか、一言言ってくれれば納得できたのに(ぶつぶつ) 「フォローをして下さい、フォローをっ!」、と心の中で呟いたソラでした。
フランスではこういうことがしょっちゅうなんです! 「僕は○○が専門だから・・・」と言ってそれ以外はしない。 チームを組んで流れ作業ということをしないんです。 例えば、洗濯機が壊れたからと言って新しいのを購入、持ってきてもらうと、 「僕は取り付け専門だから、壊れた洗濯機を取り払うのは他の人に頼んでぇ~。」とか、 故障したTVの修理を頼むと、「僕は何が原因で故障しているのかを見る専門だから、 実際に修理するのは後日修理専門の人が来るよ~。」とか・・・・・(ぐははぁ~~) と、まあこんなもんです(笑)最近では慣れてきたので、修理などを頼む時には 事前に「コレとコレとコレをすべて同じ日にして下さいねっ。その人達全員が 同じ日の同じ時間に来るように取り計らって下さいねぇ~~(嘆願)」とお願いします。 こんなのわかりきっていることでしょーが!と思うことでも念には念を、です(爆)
フランスはサービス精神というものがやや欠落しているのだと思います(苦笑) 「お客様は神様です~~っっ」と甘やかされてきた日本人には 初めはここのところが不可解でストレスのポイントとなりまーっす(爆)
~ 今日のパリ à la carte ~
BIOマーク
自然農法を使って作られた食べ物であることを認めるマークです。 パリでも健康志向の人が増えてきているため、こういった BIO(ビオ)とよばれる商品が多く売られるようになってきました。 野菜や果物もBIO、加工食品にもBIO、パンにもBIO、化粧品にもBIO。 お値段はちょっと高めになるのですが、やはり今後こういったものを 使った方が、安心なのでしょうか・・・・・
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Last updated
June 6, 2008 12:35:57 AM
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