不安が晴れると心はハッピー!!
チャンスの不運 ~昨日の続き~ 昨日の事件で、またしても心にトラウマをもってしまったチャンスくん。ベランダから道路を見降ろしては、怒ったように吠えています。前は犬が通った時だけだったのに、噛みつかれてからはまるで道路事態に意見するかのように吠えるんです。しばらくしたらまた落ち着くかなぁ・・・ 少しの間、お散歩の時はなるべく他の犬を避けるようにしたほうがいいかもしれませんね。 さて、昨日は恐ろし過ぎてお伝えしませんでしたが犬に噛まれたのはチャンスだけではなかったのです。長女の苺も噛まれました。幸い傷はそれほど深くもなく、騒動が収まった後、噛みついた犬の飼い主さんに電話番号と住所も教えてもらえました。そこまでは良かったのです。ところが・・・・・。 チャンスと苺を獣医さんに連れて行った際、獣医さんに「パリでは犬には必ず引き綱をつけないといけないと法律で定められています。相手の犬には引き綱がついていなかった、その時点で相手に非があることは一目瞭然です。それに、犬が人間を噛んだ場合、移される病気の恐れを心配して、その犬を獣医で検査するという責任が課せられています。」と言われたのです。その場で獣医さんにお願いして相手の人に電話してもらうことになったのですがショックなことに、その飼い主さん「金がもったいないから獣医なんかには連れてかない!呼びたければ警察でもなんでも連れてくればいい!!」って啖呵切るんです!(スピーカーから流れてくる声をしっかりと聞いてしまいました) お金がもったいないからって・・・ それに、その人の話し振りでは、まるでどこの獣医にいったらいいかもわからないといったふうではありませんかっ!ま、まさか・・・狂犬病の予防接種・・・受けさせてない・・・とか・・・・・・もうここからは不安と恐怖でどん底です。狂犬病って、発症したらほぼ100%の確率で死ぬ病気です。 一旦家に帰った後、今度は主人が電話で2時間に渡って必死の説得をしました。その結果、月曜日の午前中に一緒に獣医に行くことになったのです。もちろん費用はうちが負担するということで。ところが、月曜の約束の時間に電話をかけてもかけても誰も応答しません。明らかに居留守を使っていることがわかり、こちらの不安はもうこれ以上届かないところまで上昇です。やっぱり予防接種受けさせていないことがバレてしまうから逃げているのっ!??? 事の真相は午後になってやっとわかりました。幸運にも相手のお母さんを捕まえることが出来、そのお母さんに事情をお話ししましたらすぐに犬を連れて獣医の検査を受けることを承諾して下さったのです。それも我が家から一番近い獣医がその犬の担当獣医であることが判明し、その方が「うちでちゃんと予防接種してあるから全く心配ありません。」と保証して下さったのです!!う、うれじいーーーっっ!!!検査の結果、病気もしていない健康な犬ということも証明して下さいましたし、「心が晴れる」というのはこんな時のことを言うのだな~と痛感いたしました。 ところで、今回の許しがたい犬の飼い主さん、お母さんのお話から精神病患者であることがわかりました。薬を使っている時はまだよくてもその薬が切れると、もうまともに話ができないほどの大変な状態になってしまうとのこと。それで事情がわかりましたが、今回は本当ーーっにそのお母さんが見つかってホッといたしました!でなければ、きっと今も不安で不安で生きた心地がしていなかった筈です。あぁ~~、これでやっと今夜はぐっすりと眠れそうです(2日間一睡もできませんでした)。 こんな恐い話をお聞かせしてごめんなさいね。でも、今のソラは、「娘が生きているーーー!!幸せ――ーっっ!!!」と叫びたい気持ちで一杯なのです ~ 今日のパリ à la carte ~ 「自分の街が好きです。わたしは(犬のうんちを)拾います。」と書いてあります(笑) そして下の方に小さく書いてあるのはコレです(略)法律によりこれに違反するものは、457ユーロ(約73,510円)以内の罰金に処される、と記されています。 それなのに・・・麗しのパリの街には犬のうんちが一杯です!(爆) 明日もドキドキ&ワクワクがいっぱい見つかりますようにっぽちっとして頂けると、ソラは小躍りして喜びます