先日夜、脳梗塞の特集を、NHKテレビで見たのだけれど、
約6か月で麻痺として諦めるのは問題があると、つくづく感じた。
私は、脳梗塞により、一時は寝たきりで、
嚥下もできなくて管で繋がれたまま栄養剤も入れていた。
脳の腫れがそれ以上にならず、動いて良い状態になると、
リハビリの訓練が始まった。
一番リハビリが多く受けられる入院施設を選んで転医もした。
家族の協力の限り、受けられる可能性を選んだ。
勿論休んでいる間が無いほどの自主訓練もした。
最近焦りも多かったのだが、
自分の疲れとかの失調が激しく、
どうしてこんなに?と思うほどだったのだけど、
周りの人に期待しては、望んだ通りに行かなくて、
苛々することが多かった。
その時に、脳の研究をしている兄から
いろいろな事を言われたのは確かなのだけど、
心に響いたことがいくつかある。
そんな中で・・・
7月5日の日記の繰り返しが多いが、
「疲れを伝える時には、まだ余裕がある。」という事だった。
つまり、本当に疲れたら何も言えなくなり、
ただ眠るだけじゃないかという事だと思う。
そこで、自分でしかできないことを見つけて動く事にした。
自分で作りやすい制作場所中心だ。
精神衛生上すこぶる良い!
動かないで精神的に疲れるより、
動いたことで体が疲れることの方が良い。
ことのほか、リハビリにも繋がっているらしく、
とても動けるようになった。
整理中、わざと動けるようになった手は使わず、
動かなくなった手を使う。
それが前より動けるようにしてくれる。
脳とは不思議なものだ。
6か月どころか、もうすぐ2年になる私に、
止まりはない。
毎日少しづつだが、確実に動くようになっている。
こうして少しづつ世界が広がって行くのだなって思う。
大切なのは、自分に見切りをつけず、諦めないという事だと思う。
最後の瞬間まで、自分のありたい姿を望んで、
生き抜くこと。
ありのままの自分を受け入れるのが難しい時は、
周りの人の力を借りても生きて行くという事だと思う。
助けてください!と、ガス抜きが人より多い?とむぼ ではあるが・・・
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最終更新日
2011年09月07日 15時31分41秒
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