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カテゴリ:お出かけ、出会いの日記
土曜日の午後、上野の東京都美術館で催されている、プーシキン美術館展に、行ってきました。
ブログなどで、相当の混み合い様であることは、覚悟していたが、逆に言えば、そんなに、有名で、いい展覧会なら・・・・といってみました。 現代美術館で開催されていた、イサムノグチ展も、かなり、心魅かれるものがあったのですが。 やはり、古典的、超メジャーを鑑賞してまいりました。 混みあいようは、覚悟していたより、チョコットまし。 5分待ちで、入場できました。 入って、すぐ、一番目に展示してあったのが、ルノアール。 「ムーランギャレットの庭で」 目にした瞬間、思わず、微笑んでしまいました。 人ごみにうんざりして、5分も待って(まあ、ラッキーな方ですが)、人を掻き分けるようにして、やっとみたんです。。。 そんな状況でも、思わず、笑みがこぼれる幸福感。 有名な絵なので、画集などで、目にした事のある絵ですが、やっぱり、本物は違う! 「光」です。 その次も、ルノワール。 「黒い服の娘たち」 これも、よかった~。 ルノアール、 超定番過ぎで、ルノアール好きって言うと、どうなの、 なんだか、野暮ったくない~。。。。。 なんて、思いが、実は私の中には、あったのですが。 いい。 やっぱり、いい。 本物は、光、輝きがあります☆ それから、この展覧会の目玉は、マチスの「金魚」。 こちらも、大好きになりました。 可愛いんです~~。 マチスと言う画家は、本当に、生きるのが喜びだったんだな。 そんな風に感じました。 「歓喜」と言う言葉が浮かんできました。 もう一つの、マチス作品「白い花瓶の花束」も、お気に入りになりました。 「金魚」を、コレクションしていた、シチューキンと言う人は、一目で気に入って、その場でその場で、購入したそうな。 シチューキンは、マチスの絵をマチスルームとして、ピンクの天井、シャンデリアのある部屋にまとめて、展示していたそう。 ピカソの絵も、コレクションしていて、ピカソは、すっきりと、装飾の無い、モノトーンに近い部屋に展示していたそう。 (今回は、ピカソの絵も4点出品されていた。 私は、「アルルカンと女友達」という作品が、印象的だった) 二人の絵を、並んで見てみると、確かに、それぞれに、そんな部屋を作った感じがよくわかる。 そこに、二人の個性も良く現れているように思えました。 シチューキンと言う人の、感性、すごいなと思いました。 今回の作品たちは、ほとんどすべてが、そのシチューキンと言う人と、イワン・モロゾフと言う、二人のコレクターが、集めた作品だそう。 イワン・モロゾフは、画商の意見をよく聞きいれ、評価に値する作品を、体系てきに、コレクションしたそうな。 対照的に、シチューキンは、自分の感性で、表現力の強い作品をコレクションしたそうだ。 う~~~~ん。 確かに、名作と聞いておらず、マチスの「金魚」を、ただ町で見かけたとしたら。。。。 どんな風に思うだろうか。 評価の確定した物に対して、自分の感性が、影響を受けてしまう。 やっぱり、シチューキンの感性はすごいと思う。 そして、シチューキンに習って、確定した評価より、自分自身の喜びを大切にしたいと思う。 そう言えば、中学生の頃、マチスの裸婦像を見たことがある。 その時は、全然、良さがわからなかったなぁ。 お腹の出た女の人の裸で、お腹に線が入ってた。 どういうこと。。2重腹??あの線は何。。。 なんて、思ったのを覚えている。 強烈な印象を与える絵ではあったわけですね。 今でも、そんなこと覚えているんだから。。。 その時の私に比べたら、ずっと、絵を、楽しめるようになった気がする。 こうでなければならない、と言う枠組みが、ずっと、広くなって、 こんなのも、ありでいいんじゃない。 これも、OKでいいんじゃない。 と思えるようになれた。 大人になれたと言う事でしょうか。 後、好きだった作品、アルベール・マルケ「オンフルール港」、それから、レオン・レーマン「山脈」 その他、ゴーギャンや、ゴッホ、ドガに、ルソー。 教科書に出てくるような作家がいっぱい。 これで、1400円は、お得かもしれませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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