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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:映画の話題
今日は、映画を見に行ってきました。
「マリーアントワネット」 ネタばれありですが、お話は、超有名だから、ネタばれにもならないよね? なぜに?マリーアントワネット?って感じですが、 リアルタイムで、ベルバラ世代の私としては、 (↑ああ・・年が・・ちなみに、ベルバラって、ベルサイユのバラと言う漫画ですよ~~宝塚でもヒットした。。お若い方のために・・一応・・^^;) なんとなく親しみも感じるし、豪華な衣装も楽しそう♪ 期待たがわず、お金かかってるな~~と十分に感じさせる、豪華な衣装に、ベルサイユロケ。 映像が、とても綺麗で、目に楽しい映画でした。 音楽の使い方も、ティーンの映画?と思わせる、ある種、斬新なものでしたョ~。 そして、 綺麗なだけではなく、予想外に、どうしたことが、今の社会とのシンクロも、感じさせられました。 映画の中で、繰り返される、妊娠へのプレッシャー。 私の頭の中で、どこかの大臣のお言葉、「女はこどもを生む機械」発言が、思い浮かばれてきます。 そして、綺麗だけれど、空虚な宮廷の生活。 ああ・・雅子さまも・・・と浮かんで・・ プチトリアノン宮での生活は、近頃のスピリチュアルブームが、重なってきて仕方ない。 マリーは、「自然に帰れ」のルソーの思想に傾倒するけれど・・・ ルソーは、体制批判・・・ マリーは、体制側じゃなかったっけ~~? (いえ・・私には、難しいことはわかりませんが・・) マリーの魂が、空虚な宮廷生活で、見失った自分を取り戻したくて、ナチュラルで在ること、自分自身であることを求めて、 ルソーなんか(?)まで、取り入れようとする、その気持ちは、理解できるけれど・・・ プチトリアノンでの田舎風暮らしは、本物の自然、生活ではない。 鶏の卵が、生みたての汚い状態なのを、下女がちゃんと、水で綺麗に洗って、また、つくられた巣に置かれる。 それを、拾って、農村暮らしの真似事を楽しむのだ。。。 なんとも・・・ でも・・・ 現代人の私たちの自然への親しみ方も、そんなものかも知れない。 都会には、心を休める自然がないと言って、心の癒しを求め、リゾートに出かけ、リゾートにおいても、都会並みの居心地のよさ、サービスを求める人たち。 本当の自然は、心地いいことばかりではないし、汚いこと、雑然としていること、危険で、厳しいことも一杯なのに。 私が、聞いたところでは、 革命が起こって、ベルサイユからパリに移され、牢に入ってからのマリーは、別人のように、フランス王妃としてふさわしい、責任をとった態度だったと。 お世話した人は、みな、マリーのとりこになるような魅力にあふれた人だったと。 そして、とても、素朴な人だったと。 そこのところ、どんな変容が、 どんな、人としての体験、成長があったのかが、興味のあるところだったのですが・・・ 映画では、描かれていませんでした。。 私としては、そこが、ちょこっと、期待はずれでした。 空虚さに満ちた、宮廷生活が、延々と、描かれ・・・ やはり、 真の豊かさを手に入れたい。 いくら綺麗で、華やかで、かわいいもの一杯、おいしいもの一杯でも、宮廷生活は、いやだなぁ・・ と、思った次第です。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.08 22:47:47
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