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空と海と私と

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2007年01月16日
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こんにちわ♪詩人の沢村 光ですちょき

昨日の日記で
成長の臨界点 空の場合 というのを書いた。

助けを求められるようになるまで、様々なポイントがあったように思う。
それは成長なのかもしれないけど、
なでしこピアノさんのコメントにもあるように

>助けを求めた時に、助けてもらえた経験が大切だよね。そのために、学校でも環境を整えてもらう必要があるんだよね!!

そう、そういう周囲の理解があったからだ。

そこまでを整理してみようと思う。(脱線しないといいけど)

助けてもらえる前段階に自分が困っていると認識しているか?の問題がある。
実はココが最初のステップだったと思う。

私は本人が返事をすれば、理解して返事をしていると捉えてしまっていた。
それは本人が有る程度しゃべれるという落とし穴だった。


幼稚園年長
当時の空は夜泣きは大分納まったものの、一番へのこだわり
場面の変化への対応のしにくさ、空間認知や出力と入力のバランスの悪さなどがあった。

出力と入力というのは
その頃の空は私がいなければすこぶる良い子で
私の顔をみると崩れパニックになることが多かった。

はたから見たら私の対応が悪いとか虐待しているのかと
疑われてもしかたがないような手のひらを返したような暴れっぷりだった。

もちろん病院にも相談した。
すると主治医は「出力ができないのでしょう」

つまり、本当は嫌だ、違う、わからないと思っていても
他の人にそれを伝えられないのでは?ということ。

そして、そのストレスが私を見ると爆発するのだという・・・・。

確かに当時の空は何を聞かれても、うなずく
「わかった?」と、聞かれれば解らなくても
うなずいてしまい後から状況を見てパニックになる。

例えばお帰りのとき空は一番にこだわった。
ところが担任は他の園児の不満も出てくるので空に
「今日は一番は○○くんでもいい?」と聞いた。

空は、うなづいて後ろに並んだけれど
その後、私の顔を見るなり2時間近くパニックを起こした。

担任は、本人が理解したと思っているが
空は「先生なんて嫌だ、もう幼稚園こない、先生キライ~」と泣き続ける。

本当に納得してはいないし、実は話してる内容も理解できなかったのだと思う。

解らないことが解らないのだ。

これは、その後も続き
本当に周囲の理解と支援があってからこそ
解らないことが解るようになり、助けを求められるようになったのだと思う。

ただ、この解らないことが解らないのだと
私が気がつくまで、空にはつらい思いをさせたと後悔している。


さくら  さくら  さくら  さくら  さくら

ちなみに園での帰りの時間の対応は
本人特有のこだわりなので、一番にさせてもらうようお願いした。

主治医もパニックとなるより、そのほうが良いだろうし
わがままではなく障害から来るものなので無理をさせても
結果的に良くならないということだった。

園で対応できないというなら「僕が直接話しに行きますよ」とまで
言ってくださったので、私から高機能自閉症について書かれた本と
一緒に担任に伝えた。
                                      
担任は空が他の子供から、責められるのを懸念したようだったので
それについては「責められるのはかまわない。本人がその状況になったときに
どうするのか考えればいいです。それによって学ぶこともあるはず」
と私の考えを伝えた。

その後、担任も本を読んでくださって
「空くんにとって、それは我侭じゃないんですね」と理解してくれた。

子供たちといえば、そんな空をとっくに理解していたのか
気にもしていない様子で、並ぶときに時に出遅れた空を
自分の前に入れてくれたりするのだった。

卒園の頃には、お友だちと一緒にいたいせいか
自ら後ろに並ぶことも出来るようになっていた。

一番へのこだわりは、こうして薄らいでいった・・・・。
一番にこだわり、それを体験しつづけたおかげで
その一番は大したものじゃないらしいと気付いたのだろうか??

不思議なものだなぁ~四つ葉

                           

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最終更新日  2007年01月16日 13時43分38秒
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