菅首相「聞いてないとの意味」=「疎い」発言で釈明-野党は追及・国債格下げ
時事通信 1月28日(金)10時22分配信
菅直人首相は28日午前の参院本会議で、日本国債の格付け引き下げをめぐる27日の自身の「疎い」発言について、「(衆院)本会議場を出た直後で聞いていなかった、情報が入っていなかったことを申し上げた」と釈明した。その上で、「財務相時代にギリシャ危機に当たって、財政、国債がいかに重要かは、嫌というほど認識させられた。大切なのは財政規律、市場の信認を維持することだ」と強調した。公明党の山口那津男代表が「危機感に乏しく、それを乗り越える決意も浅い」と発言を批判したのに答えた。
首相の答弁を受け、山口氏は記者団に「本会議中であっても、情報が届いていなかったこと自体が問題だ」と指摘した。
参院本会議に先立ち、首相は閣僚懇談会で「詳しく聞いていないという意味だった。格付けに詳しくないということではない」と述べた。
自民党も首相の発言を厳しく追及していく方針だ。同党の石原伸晃幹事長は、党本部で記者団に「問題の重要性に気付いていない。国民がこの首相を仰いでいる限り、最大不幸社会だ」と厳しく批判した。
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最終更新日
2011年01月28日 13時15分04秒
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