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お葬式の表舞台&裏事情

お葬式の表舞台&裏事情

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2005年09月24日
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テーマ:葬儀(191)
カテゴリ:メールマガジン
先週は「お通夜式までの流れ~その2~」をご紹介しました。

 詳しくはバックナンバーをご覧ください。

  先週より、自宅へ戻ってからお通夜式が始まる迄の流れについて
 ご紹介しており、今週で3回目となります。
 さあ、後悔しないための第4歩・・・の続きです!


■ お通夜式までの流れ~その3~ ■

 大まかに分けると以下のようになります。(一般的な場合)

  1)ご遺体の安置とドライアイス等での防腐処置
    ⇒ 9月10日第5話でご紹介済み
  2)枕飾の設置
    ⇒ 9月17日第6話でご紹介済み

 ★3)お寺様によるお枕経の読経
  4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ
  5)各方面への連絡(親戚・地域自治会・会社関係など)
  6)納棺の儀
  7)自宅出棺
  8)式場到着・祭壇前にお棺ご安置
  9)お手伝いの方々へのご挨拶
 10)開式前のお寺様へのご挨拶

      ※        ※         ※


  3)お寺様によるお枕経の読経

 お亡くなりになられて、最初のお経が枕経となります。
 さて、この枕経ですが宗派によって唱えるお経や作法は様々です。
 そして、いわれも色々なため、ここでは一部をご紹介します。

  本来は、亡くなっていく人の
 ●苦しみを取り除き、安心させて迷わないようにするため
 ●仏様のお弟子となり極楽へ送ってあげる約束をするため
  にご臨終を迎えつつある人のお枕元で唱えるものでした。

 しかし現状難しいことなので、亡くなられた後で
 読経してもらうようになったといわれています。


 例えば、浄土真宗では、故人様と一緒に勤める最後の勤行
 (ごんぎょう)であるとされています。

 故人様と共に過ごしてきた時間を思い出したり、共に拝んできた
 ご本尊の前で、故人様と一緒に最後のお勤めをするという意味が
 あるようです。

 また、枕経の際に「かみそり」を使用します。
 お寺様がかみそりを使い、故人様の頭にそっと触れます。

 これは、剃髪(ていはつ)の作法で、分りやすくいうと
 今からあなたは仏の弟子となり、新たな修行が始まります。
 それに先立ち、まずは髪や髭を剃り、身支度をしましょう。
 という儀式です。

 この儀式が済むと戒名(かいみょう)が授けられます。
 本来、戒名は生前に授かるべきものです。
 ご存知の方は少ないでしょうね。

 他に、枕経の際、末期の水(まつごのみず)をとる作法があります。
 樒(しきみ・しきび)の葉を鳥の羽に見立てて、聖なる水を飲ませ、
 体の汚れを落とし、天に昇って行けるようにという意味があります。

 「死に水」とも呼ばれ、お釈迦様が最期に水を求めたといういい伝
 えからきている作法です。
 ご家族にとっては、死者に蘇って欲しいという願いと同時に、死後、
 喉の渇きに苦しまないようにとの心遣いだといわれています。

      ※        ※         ※

 ≪やまさんのツブやき≫

 枕経の意味をお寺様に尋ねると、同じ宗派であっても様々なお答えが
 帰ってくるのが現状です。
 「ええっ!!!」ってお思いのあなた。
 でもこれは本当なのです。
 あ、様々といっても、全くかけ離れたお答えではないですよ。

 しかも、最近はこの枕経を省略されるケースが増えているそうで・・・。
 考えられませんよね~。
 私の経験上、そんなことはあり得ませんでしたよ!

 遠方からお越しいただいたお寺様にも、お通夜式が始まる前に必ず
 お枕経は頂戴していましたから。

 その「省略」の言い出しっぺが、果たして誰なのかが気になる所です。
 お寺様がおっしゃっているのか?
 それとも、お通夜開式ギリギリにお寺様が到着され、困った葬儀社が
 提案したものなのか・・・?
 ま、少なくともご親族側でないことは確かでしょうね。
 いえ、そうでないことを祈りたいです・・・。





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最終更新日  2005年09月24日 01時41分00秒
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