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お葬式の表舞台&裏事情

お葬式の表舞台&裏事情

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2005年10月01日
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テーマ:葬儀(191)
カテゴリ:メールマガジン
先週は「お通夜式までの流れ~その3~」をご紹介しました。

 詳しくは、バックナンバーをご覧ください。


 9月10日号より、自宅へ戻ってからお通夜式が始まる迄の流れ
 についてご紹介しており、今週で4回目となります。



■ お通夜式までの流れ~その4~ ■

 大まかに分けると以下のようになります。(一般的な場合)

  1)ご遺体の安置とドライアイス等での防腐処置
    ⇒ 9月10日第5話でご紹介済み
  2)枕飾の設置
    ⇒ 9月17日第6話でご紹介済み
  3)お寺様によるお枕経の読経
    ⇒ 9月24日第7話でご紹介済み

 ★4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ★

  5)各方面への連絡(親戚・地域自治会・会社関係など)
  6)納棺の儀
  7)自宅出棺
  8)式場到着・祭壇前にお棺ご安置
  9)お手伝いの方々へのご挨拶
 10)開式前のお寺様へのご挨拶

      ※        ※         ※


  4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ

 みなさまに“事前に上手く見積書を取っていただく”ためのお話を
 毎週進めていますが、今週ご説明する部分は、この“事前に見積書
 を取る”という事が如何に重要であるかを訴え、再認識していただ
 きたい部分でもあります。

 要は、前もって数社から見積書を取り、依頼する葬儀社を決定してい
 れば、お通夜が始まるまでの流れの1つである、打ち合わせに費やす
 時間が短縮できるというわけです。

 ご経験者はご存知でしょうが、とにかく、事前に見積書を取らずして
 この打ち合わせに臨むと、決定しなければならない事柄が非常に多い
 のです。

 大きく分けると、以下の通りです。

 ●お葬式の趣旨(宗教式か無宗教式か)
 ●宗教者の決定(檀那寺が無い場合)
 ●会場の決定
 ○お通夜式・葬儀告別式の時間の決定
 ○納棺の儀、自宅出棺の時間の決定
 ●祭壇選び
 ●粗供養品選び
 ●お料理の決定
 ●火葬場までの車の決定
 ●式後の自宅での祭り方

 初めてお葬式を出される方が、何の情報も持たずして「初めまして」
 の葬儀社との打ち合わせに費やす時間は、状況により様々です。
 が、平均すると1時間半~2時間くらいなものでしょうか。

 亡くなられた方の立場やお家の諸事情、お葬式の内容等により、
 打ち合わせの時間は大きく変わってきます。

 早ければ1時間程で終わった場合もありますし、色々な問題が発生して
 3時間以上かかった場合もありました。

 これが事前に見積もりを取り、葬儀社を決定している場合ですと、上記の
 ○印の部分、時間的な事柄を決めるだけとなるのです。

 この差は、もの凄く大きいと思いませんか?

 長い闘病生活の果てにお亡くなりになった場合だと、付き添っていた
 ご遺族の体力も相当消耗されていらっしゃいます。

 その上、お亡くなりになられたという現実を受けとめなければならい
 精神面の辛さ。

 そんな悲痛な状況下でのお葬式の詳細の判断と決定。

 想像してみてください・・・。

      ※        ※         ※

 ≪やまさんのツブやき≫

 このような状況で、100%の正しい判断と決定は難しいと思います。

 決定事項の多さにご遺族は疲れ果て、信頼できるか、できないかすら
 も判断できない葬儀社に対して、「全てお任せします」って挙句の果
 てに言ってしまうんですよね。。。

 式終了後に「あの時こうすればよかった・・・。」なんて悔んでも、
 どうすることもできないのです。

 葬儀社や担当者、はたまたお寺様に訴えかけることはできたとしても、
 お葬式のやり直しはできないのですから。

      ※        ※         ※

 葬儀社サイドでは、この打ち合わせに費やす時間で、
 仕事が出来る人間か出来ない人間かが判断される一面があります。

 毎度毎度、打ち合わせに3時間も4時間も費やすと事務所や上司
 から「何をやっているんだ!」な~んてお言葉を頂戴するんです。

 とにかく時間と勝負しなきゃならない世界だから、社内の人間も
 今か今かと担当者の帰りを待っているのが実際のところ。

 たとえ時間に追われていたとしても、妥協や省略できない部分、
 忘れてはならないことがどの仕事にもありますよね。

 人生最後、旅立ちのお世話をする葬儀のお仕事は、すごく貴重な
 お仕事の1つであると私は今でも思っています。

 しかし、最近、真の誇りを持って葬儀のお仕事に携わっている方が
 少なくなってきているようですね。。。

 同じ業界にいた人間として、本当に悲しいことであり、残念なこと
 です。






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最終更新日  2005年10月01日 01時42分50秒
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