Hank Mobley。Blue Noteでの傑作アルバム。ゴキゲンなジャズ。オススメです。
【No.509】
・Hank Mobley:Roll Call (1960)
Hank Mobleyは有名なテナーサックス奏者で、以前に紹介したJazz Messengers【No.486】にも在籍していました。Blue Noteに傑作を何枚か残しており、今回紹介する作品よりも人気・知名度の高いアルバムがありますが、まずはグルーヴィーな本作を紹介しておきます。好きな作品ですね。これもハードバップです(最近偏ってます…)。メンバーは、Freddie Hubbard(tp)、Wynton Kelly(p)、Paul Chambers(b)、Art Blakey(ds)。悪いわけがないという感じ。全6曲中「The More I See You」を除く5曲がHank Mobleyによるもの。Art Blakeyが参加しているから買ったと記憶していますが、見事に期待を裏切らない内容で、冒頭のタイトル曲「Roll Call」がアップテンポで凄くカッコいいハードバップナンバー。良いですね~。この曲はクラブジャズとかでウケそうな感じがします。Art Blakeyの存在感が大きく(目立ちすぎ?)、Hank Mobleyのリーダー作というよりもJazz Messengersの作品かと思うほど。同じくグルーヴィーな「Take Your Pick」や「The Breakdown」もオススメですね。他のオリジナル「A Baptist Beat」「My Groove Your Move」も良い曲で、演奏だけでなくコンポーザーとしてもHank Mobleyはツボをおさえている感じ。敷居が高い作風でもないんで、ジャズが初めての方にもオススメできる内容です。Wynton Kellyもノリのいいピアノを聴かせてくれますし、Freddie HubbardとHank Mobleyの相性も良いと思います。CDには「A Baptist Beat」のAlternate Takeが追加。HMV等で全曲
試聴できますので、ジャズが好きな方はチェックしてみて下さい。Hank Mobleyの他の作品についても機会があれば紹介します。