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爺さんの写真日記「浜の風」
梅雨真っ只中の筈なのに今朝は晴天?このまま行けば今年は空梅雨か? それならいいのだが、油断大敵の意をついて無差別に台風が襲うに 違いない。 庭の杏、今年も虫が付き熟する前にポトリンと落下した。 杏酒でも・・の夢は去り落下した実を、酸っぱさこらえて爺さんの口へと 消え去った。 浜ちゃんとガンちゃんの故郷の浜へぶらりと行く。時には里帰りと 洒落込んで、浜ちゃんを同乗するのだが浜に着くまでが大騒ぎ? どうも浜ちゃんの脳みそには、浜での嫌な思い出が焼き付いているらしい。 浜へ到着前に大声出して騒ぎだすのだ。それなのに浜へは行きたがる。 浜ちゃんにとって浜は地獄だったに違いない? ま~今じゃ天国だぞ!と人間の勝手さでしきりに浜ちゃんを洗脳するのだが車に乗れば捨てられる?と疑うらしい。 浜に捨てられたあの頃に、二度と帰りたくない気持ちが未だ悪夢として脳裏に焼き付いているのだろうか?爺さんも老いてきたが何時まで一緒にいられるかは解らない? 爺さんの寿命が浜ちゃんと同じであるのならそれでいい。 戯れるガンちゃんとの相性もいたって良好・・ 汚れたガンちゃんの足をそっとなめ、汚れを落とす仕草を見るとき、 浜ちゃんの優しさを垣間見る、これぞ爺さんが心癒されるひと時でもある。 ![]() 浜大根が咲く、浜ちゃんの故郷の浜をぶらりと歩く。 あの夏は暑かったよな・・と浜ちゃんと話を交わすひと時・・ ![]() 浜ちゃんは離れなかったよ・・爺さんを見る目が潤んでいた・・ ![]() あれから、もうすぐ三年だよ・・長生きしようね・・と爺さんはつぶやく ![]() 浜大根とジネ ![]() ![]() クローバーも真っ盛り・・四葉のクローバが見つかればいいな・・ ![]() 浜の風は時折、砂混じり・・それでも夏は近づいていた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月16日 20時12分52秒
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