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2007.10.11
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あなたは、この「無償の愛」を裁けるか。
終身刑か。無罪か…決めるのは「明日のあなた」かもしれない。
来たる裁判員制度に警鐘を鳴らす、迫真の法廷サスペンス!
2004年、アメリカ・フロリダ州。養父にレイプされ続けた少女を救うため、殺人を犯した日本人少年。罪状は第一級殺人。繰り広げられる、検察と弁護人の「正義なきディベート」。減刑なしの終身刑か、完全無罪か?少年の未来を決めるのは、12人の「普通のアメリカ人」…主婦、トラックドライバー、教師…市民が市民を裁くとは、どういうことなのか?


楡さんの新作にして、帯に「来たる裁判員制度に警鐘を鳴らす、迫真の法廷サスペンス!」
期待が…、期待が…、期待が…、

あれ?!
警鐘を鳴らしてる?どこで?

・人を裁くのは、難しいって事?
・刑にふさわしいかだけで裁くのは難しいって事?
(例えば死刑か?無罪か?だと、どちらかを選ばなければならないという事。無期なら、懲役何年ならいいのに…って選択できず)
・量刑を決められないで、無罪か有罪か…は難しいって事?

なんだか、ちょっとなーでした。

陪審員の難しいところを、日本人(アメリカ人)婦人と夫が議論しているところでは、読者に説明する為なのがバレバレだよと、うんざり。

そして、迫真という法廷は、特に迫真でもなく。
迫真かーーー!!!???

裁判物が好きで、よく読んでいる私には、陪審員選びでのあっさりさも拍子抜けだったし。

う・うーん。

判決については、どちらでもいいかなと。
どちらにしたって、何かしらの割り切れなさが残るはずだから。

ただ、犯人の心情については…。
この子だからでしょ。一生罪を背負っていくとか、親が全財産寄附するとかね。
世の中、そんな人ばかりじゃない。
薬丸岳の1作目のように、家の子が被害者とばかりに、謝罪もせず、反省もせず、生きていく人もいる。


しかし、日本にもありがちな弁護士のテクニック。
確かに、それしかないのもわかるけど、嫌な感じです。
でも、それにも増して嫌なのは、検察側。
日本と違うからなのか、野心満々、手段選ばず、政治的要素絡む。

あくまでもこの本の中でだけれど、私は最終弁論で、わざーとらしく虐待が疑わしいと言った瞬間に決まったね。

無罪。





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Last updated  2007.10.12 00:13:05
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