未収束シリーズ3-4
さて、当初この『アンデルセン物語』ネタを書き始めてから、いきなりリサイクルショップの話に飛んで、どんどんテーマから脱線していったわけだが、アンデルセンとリサイクルショップはもちろんつながっているわけです。ボクの脱線癖がよろしくないだけの話です。実は『アンデルセン物語』のサントラ自体手元にない。身内の若い人たちが気に入って奪われてしまったのだ。その人たちと一緒のときのみ聞くことができるのです。そんなある日、リサイクルショップのDVDコーナーに、アニメ本編の『アンデルセン物語』があるのを、発見されてしまったのだ。正確には、3巻まで出ていたボックスセットの、3巻目が、7,350円で売っていたのです。こういうときは瞬間的な決断を要求される。“買うか、買わないか”である。見ると、定価が二万円弱である。約二万円が7,350円は確かに安い。ただ、例のサントラに収録されている楽曲の童話があまりない。だがしかし、オープニング曲とエンディングの2曲が収録されていれば、まあいいかと思い、思い切って買った。それで、身内のものに見せてみたら、ボックス3の一発目のお話が暗い話で、拒絶反応をしめされてしまったのだ。参ったな~、と思いながら、何気なくアマゾンで検索したら、何と!ボックス1,2,3がセットになった完全版が、新品で15,000円弱で売られている。どうやら昨年の末ぐらいに低価格の完全版が出たようなのだ。ボクは一瞬涙目になりましたね。中古を買わないで、家かえって検索してみればどう考えても完全版のほうがお得だ。そうか、オレの決断は間違っていたのか……。そこでまた新たなる決断を強いられるわけです。そのコンプリートボックスセットを買うか買わないかです。中古のボックス3を買わなければ、あっさり決断できただろうが、すでに完全版の約半額の出費でボックス3を買ってしまっている。コンプリート版を買えば、当然ボックス3収録分はダブってしまう。しかも身内のものから拒絶反応すら出ている。ボクは、中古のボックス3の出費7,350円が無駄だったことを悔やみながら、思い切ってコンプリート版を買いました。毒食わば皿までです。オレはケチなので、当初は大変複雑な思いでしたが、今ではこれでよかったと思っています。身内のものも夢中になって繰り返し見ています。ボクも付き合いでアニメを見たりしているのだが、大変なことに気づいてしまった。『アンデルセン物語』って、というかアンデルセンの童話って、手塚治虫どころではない悲劇のオンパレードなのだ。何しろオレは以前手塚先生の悲劇的作風に疑問を投げかけた前例がある。この辺はボクの中でまだうまく消化できていないので、いずれあらためてテーマとして取り上げるつもりである。というわけで、アンデルセンは後日取り上げたいが、この未収束ネタは、なんとか収束したようなので去ります。じゃーねー。