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テーマ:英語のお勉強日記(7907)
カテゴリ:フレーズ帳(英和)
土曜のNIKKEIプラス1に、「なるほど英語帳」というコラムがあります。
何人かの方が交代で書いていらっしゃるのですが、私は翻訳家の高山美香さんの回を楽しみにしています。 17日は、デス妻3からの解説でした。 「eat crow」は、浮気したカルロスに仕返ししたいガブリエルが、夫のライバルといちゃつきながら、「私たち、軽いもの食べるけど、あなたもどう?」と聞いた後に出て来るのだそうです。 「Some sour grapes, perhaps? Maybe a little crow?」 ハ?何故、カラス??ですねー。 やりとり全体はこんな感じ 私は、もちろんこんな台詞には全く気づかず見ていたので、高山さんの解説を読んで「ほぉー」と思いましたよ。 酸っぱいブドウの方は、イソップから来ているのですが、カラスは、「eat crow」(非を認める)というイディオムから なのだそうです。 ガブリエルとしては、「負け惜しみ言って、悔しさかみしめれば?」と言いたいわけですが、台詞としては「何か食べる?」に続くので、「酸っぱいブドウなんていかが?苦虫にしとく?」にされたそうです。 パチパチパチ ですね~。 シーズン3も、吹き替えで見たくなってきました。 ![]() eat crow の語源についてE-DICに詳しく書いてありました。 ------------- eat crow (自分の言動の誤りを認めざるを得ないはめになり)屈辱を味わう 同様の表現のeat humble pieが、もともとイギリス英語なのに対し、こちらは純粋のアメリカ産である。 というのは……1812年英米戦争で、イギリスの領域に入って烏を撃った米兵が、英兵に銃を取られてその烏をひと口食べさせられたが、その米兵はすかさず銃を取り返し、お返しに残りの烏全部を英兵に食べさせてしまった…… ![]() Jim was forced to eat crow when, after bragging about how smart he was, he failed the exam.(自分がいかに秀才かを吹聴していたジムは、試験に落ちて惨めな思いをした)のように、前に尊大なことを言ったりしたりしたため、惨めにもその非を認めさせられるという場合に使う言い方。 I wouldn't be too hasty to act if I were you. You may end up having to eat crow.(あまり性急に行動しないほうがいいぞ。下手すると恥ずかしい思いをすることになるかもしれないから)のように、have to ~、またはmake someone ~の形と組み合わせて使うことが多い。 ○柔道の試合で女に敗れ、恥を忍ばねばならなかった。I had to eat crow after I lost the judo match to a woman. ----------------------------- She made him eat crow. 彼女は彼に彼の誤りを認めさせた.(研究社新英和中辞典) 「ボ」ノートには、↑を書いときました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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