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テーマ:つ ぶ や き(291)
カテゴリ:倫理
NHKの紅白歌合戦でのこと、 夏川りみ の「花(すべての人の心に花を)」 石川さゆり の「夫婦善哉」 で、東京弁の字幕をだしているだけでなく、 東京弁で歌っているのである。 NHKの東京放送局のアナウンサーのしゃべり方が 日本語の標準語であるのはいいとして、 地元の方言がなくなってゆくのは、 地元の文化の根源である概念の操作ではないか と思われる。 地方へ言っても、東京弁をしゃべることで、 東京人と同じような考え方が 植え付けられるのである。 ものを考える時に、東京風に 考えるようにされているのである。 これでは、東京風の文化に地方が汚染されて、 地方の文化が消滅してしまうことになる。 昨今、地方の自立性や独自性が欠如してきていて、 地方の独自の文化が育つように、 都市や建築やまちづくりで求められる向きもあるが、 ものごとの考え方を左右する 言語レベルで、東京化が進みすぎていれば、 それは難しいことになろう。 NHKが日本の中央政権化や 民主主義の伝播や自由主義の伝播に 貢献してきたことは認めるとしても、 地方の文化を破壊し、均一化することに つながるような放送をすることは、 これからは、加減する必要があろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 1, 2007 01:10:53 AM
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