|
テーマ:ワイン大好き!(30891)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 植物を原料に使う「バイオプラスチック」の 高性能化が2つの方法で進んでいる。 東レはトウモロコシから造った「ポリ乳酸」を 溶融し、セルロースなどのショクブツ繊維を 均質に混ぜ、最大で50%の植物繊維を混ぜる事が できるようにした。これにより、従来よりも頑丈で、 耐熱性も上がり、 通常のポリ乳酸が摂氏55度で変形してしまうのに対し、 150度にも耐えられると言う。プラスチックの成型にかかる時間も 大幅に短縮し、ポリ乳酸と植物繊維が引っ張り合う相互作用を利用して、 製造工程で結晶化して進む早さを、通常のポリ乳酸の50倍に高めたという。 1~2年後に製品化したいという。 これに対し、帝人は、武蔵野化学研究所と共同でかいはつした、 ポリ乳酸を改良し、熱に強い特殊な結晶構造を作り出した 高耐熱性バイオプラスチックを2008年に実用化する予定だという。 新素材では、代表的な耐熱プラスチックである ポリブチレンテレフタレートなどの代わりとして使用できるという。 植物由来のバイオプラスチックは、植物の生成過程に吸収されるCO2と バイオプラスチックの消費家庭に排出されるCO2が相殺されるので、 京都議定書では、地球環境に優しい製品として期待されている。 人類や家畜などの食糧資源であるトウモロコシのデンプン質からではなく、 稲ワラや廃材などのセルロース質(繊維質)から直接生成される バイオプラスチックや、バイオ燃料への過渡期の産物と考えられよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 19, 2007 12:23:44 AM
コメント(0) | コメントを書く
[建築・都市・建築家] カテゴリの最新記事
|
|