北朝鮮分析

独裁国家である北朝鮮は、隠して、増やして、なかったことを創作して嘘をつくことに、生まれつきの才能があるのか…

金日成が10年間の抗日遊撃隊活動の間に10万回の戦闘をしたというの戦争神話は、小学校1年学生でさえもあざ笑うような代表的な嘘である。

10万回もこなそうとしたら、金日成は10年間、寝ずに、食べずに、休まずに、1時間に1回ずつ戦闘をしなければならない。このような嘘が、今も北朝鮮の歴史刊行物に堂々と掲載されているのである。

次に「北朝鮮解放」の宣伝内容を見てみよう。第 2次世界大戦当時、満洲と北朝鮮を占領した全ての戦闘はソ連軍がしたことなのに、北朝鮮の政権は「ついに時が来たことを知った金日成元帥」が全ての攻撃命令を下し、抗日遊撃隊が満洲の東海岸などで攻撃作戦を展開して日本軍を追い出して、北朝鮮を解放したと主張している。現在、平壌にある凱旋門は、この時平壌に進撃した金日成を記念して建立されたものである。

実は、金日成はソ連のハバロフスク近郊の野営地で訓練を受け、1945年9月に戦闘を1回もしないで、プガチョフというソ連の貨物船に乗って元山港に帰郷した。結局、「凱旋(ケソン)門」は偉大な金日成将軍がソ連の貨物船に乗せて貰って「改善(ケソン)」なさったことを称えるために平壌に建てられたというのである。



凱旋(ケソン)門-百戦百勝の金日成将軍様が、ソ連の貨物船に乗せて貰って「改善(ケソン)」なさったことを称えるために平壌に建てたもの。


韓国戦争の際の嘘も、勿論、相当なものである。仁川(インチョン)沖合いの月尾島(ウォルミド)に駐屯していた北朝鮮軍の1個中隊が、76ミリ砲を携えて侵攻して来た米艦隊と英雄的な戦闘をして、敵艦数10隻を沈沒、または撃破させて、水兵数100人を殺して、マッカーサーの艦隊を3日間に渡って上陸を阻止したと言う。

ナバロンの大砲のような巨砲でもない76ミリの小さな砲だけで、そのような膨大な打撃を与えたとは、物凄い事である。

月尾島で北朝鮮軍の守備隊が精一杯抵抗したことは事実である。しかし艦艇を撃沈したのではなくて、1隻の艦艇に命中させて、米海軍の少尉を1人を殺しただけである。

そして守備中隊は、米海軍の激しい砲撃と爆撃によりそれ以上抵抗する事が出来なかったし、米海兵隊が月尾島に上陸すると、特筆すべき応戦も出来ずに、月尾島に掘って置いた洞窟の中に避難したが、上陸した米海兵隊はブルドーザーで洞窟の入口を全て密閉して窒息死させてしまった。

米海兵隊から死亡者は出なかったし、負傷者が17人発生しただけであった。北朝鮮の守備隊は良く戦ったが、英雄的な戦果をおさめることは出来なかった。このような事実を、北朝鮮は嘘で誇張して来たのである。

北朝鮮の面白い嘘は、もっと沢山ある。金日成が松ぼっくりで手榴弾を作ったとか、金日成将軍が裸足で鴨緑江(アムロッカン)辺を歩き回ったら、砂が全てコメ粒になって人民が皆、腹一杯食べた。金日成には雲を呼んだり、雨を止ませる神通力がある。北朝鮮ではこのような内容の話を、学校で実際に学生たちに教えている。本当に、あまりにも素晴らしくて偉大な将軍様である。