北朝鮮が6月11日に北朝鮮の開城で会談しようと韓国を招待したが、賃金を平均75ドルから300ドルに引き上げて、既に50年分の1,600万ドルを受け取った土地賃貸料も、追加として5億ドルが欲しいと脅迫してきた。開城工団の中に韓国人職員を80日間も人質に取って置いて、核実験とミサイル発射で脅迫しながら、北朝鮮が戦争を宣布をした状況である。UNの新しい制裁である1874号に対して、 7年間否定してきたウラン核爆弾も、大々的に開発すると反発している。
開城工団に就職していた北朝鮮労働者4万人は、書類上は平均75ドルを受け取っているが、実際に受け取る賃金は北朝鮮のお金で5千ウォン程度である。ドルに換算したら2ドルに過ぎない。北朝鮮政府が75ドルから73ドルを差し引いて、残りは全部、金正日に捧げているのである。韓国は北朝鮮労働者に、月給を直接に支給することが出来ない。直接に雇用することもできない。
韓国は北朝鮮労働者に直接に月給を支給すると、一方的に通告しなければならない。賃金は現在より50%削減しても、そのようにしたら、北朝鮮労働者4万人の給料は、2ドルから40ドルに、20倍に跳ね上がるだろう。そうしたら、北朝鮮では1年で大金持ちになれる。
何よりも、韓国がはっきりと認識しなければならないことは、北朝鮮は開城工団に残留している韓国職員500人を、全員人質と考えているという点である。彼らは北朝鮮が必要なら、いくらでも抑留して、韓国を圧迫するのに利用することができる。「金正日の財布」に他ならない開城工団の韓国人たちを全員撤収させることが、韓国が今すぐ着手しなければならない、至急の措置である。