テーマ:新ドラマどれ見ます?(979)
カテゴリ:音楽
アッチは客室乗務員としての仕事の中で10年前に出会った男性に名刺を元に会いに行く。アッチはその男性が落とした書類を拾い、仕事を励ましていた。しかしその男性は全く覚えておらず、逆にスッチーとして当然だと言われる。
ショックを隠しきれないアッチにヤッチは「10年後も覚えていると思って仕事をしていたの?」と問い掛ける。そして、「私たちの仕事は忘れられて当たり前。褒めてもらえない。それが仕事。アッチは自分の仕事をしただけ。それでいい。自分の仕事をしたんだから。」と励ます。その一方で、「今、目の前のことをしっかりすることは、10年後の自分に返ってくる」と自らに問い掛ける。 忘れられて当然の仕事…そんな中でどう自分の仕事に前向きに取り組めるかを問うている。正直、この言葉は胸に重く圧し掛かった。福祉の仕事は、客室乗務員と同じく接客業に当たると最近の流れ。しかし一方で、教師のように相手との関係が何年経っても忘れられないことも起こりうる。最近の福祉も「評価」される。教師も似たような状況になってきている。そんな中で、どこか自分の対応の仕方や接し方を「褒めてもらいたい」「記憶に残っていてほしい」という気持ちが芽生えていたのではないかと思い、とても自省した。対応の仕方や接し方自体は忘れられて当然のことかもしれない。しかし、障害のある人などの人生を支える立場にある職業は、教師が数年間の子どもの人生を支えるのと同じく、人生の一部を支援している。出会えてよかったと思ってもらえる援助者であれば、それこそすばらしい人間関係なのだろうが、一方援助者は自分の仕事が忘れられて当然と思える割り切りが必要なのかもしれない。客室乗務員もお客様に感謝されることで、自分のモチベーションを高める要因にはなるだろうが、それが目的ではない。そういった点で、福祉職も感謝されることで、自分の次への活力になるだろうが、それが目的ではないことは共通の視点なのかもしれない。そんなことを教えられた。 そして自分の目の前のことをしっかりすることが、10年後の自分に返ってくる。10年前の自分が今の自分に大きな影響を与えていることから、10年後に後悔しないような生き方を「今」しなければならないのかもしれない。 神はサイコロを振らないホームページ http://www.ntv.co.jp/saikoro/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 1, 2006 11:44:53 PM
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