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☆ tiara ☆

☆ tiara ☆

2007/01/17
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カテゴリ:Kosodate
最近の私のテーマは「共に生きる」ということ。
これは、今取り組んでいる子育て支援活動の新しいテーマでもあります。
私の頭の中を整理するために、思うままに書いてしまうでしょうがお許しを。



「共に生きる」ということは、「お互い無関心でも一緒にいる」のとは違います。
「共に社会をつくる」ということです。

「社会」を自分の関わっていない別世界と感じている人が
多くなっているのかもしれませんが、
「生きている」こと自体、既に社会の中の出来事です。

家庭はその最小単位とも言われていますが、
家庭が「お互い無関心でも一緒にいる」状態になっていると、
その中の個人がもっと小さな単位になってしまうのかもしれません。


村八分

日本の村落の中で掟や秩序を破った者に対して課される消極的制裁行為についての俗称。
日本の村落の中で掟や秩序を破った者に対して課される消極的制裁行為についての俗称。
地域の生活における十の共同行為のうち、葬式の世話(死体を放置すると腐臭が漂う、また伝染病の原因となるため)と火事の消火活動(延焼を防ぐため)という、放置した場合他の人間に迷惑のかかる場合(二分)以外の一切の交流を絶つこと(残り八分は成人式、結婚式、出産、病気の世話、新改築の手伝い、水害時の世話、年忌法要、旅行)。また、「八分」は「はじく」(つまはじきにする)の訛ったもので、十分のうち二分を除いたものというのは後世の附会であるとの説もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



というように、どうしても一緒に行うべき生活の一部分があったのですが、
今は、一人でも食べるものに困らず楽しく生きていける時代です。

昔のしきたりが束縛性が強く、不自由であったことで、
不要な付き合いを減らし、のびのびと生きたい、
という背景もあったと思います。

その結果、大人ばかりの電車の中で見かける人は、
携帯片手に画面を見つめていたり、読書に没頭していたり、音楽を聴いていたり、
あれほど狭い中に人が一緒にいたとしても、
お互いにのことは無関心で、極力自分の世界を固持しようとしています。
そして、自分の世界にそぐわない行動をした人に対しての攻撃がスゴイ。

生活スタイルと言えば、お手本が雑誌であったり、
何事にも楽して・楽しく・即効性を求めている。
コンビニ生活のようでしょ。


そういう社会で生きてきた女性が結婚をし、子どもを産み、育てているのですよね。

住んでいる地域のことを何も知らず、
隣近所に知っている人は誰もおらず、
24時間、初対面の赤ちゃんと向き合っている。

一日、玄関のドアを開けることさえない日だってあるでしょう。
夫の出勤・帰宅時間が子育てペースに合わず、
一日誰とも言葉を交わすことがない日もあるでしょう。
息苦しくて狂いそうな日もあるでしょう。

そんな子育て生活で、心の奥底では「人とのふれあい」を求めていて、
友達を作りたいと切に・切に思っている。

そこで、子育て広場のような場所へ出かけ、
他のママたちとの出会いを求めて行くのだけれど、
精神的にも肉体的にも疲れ果てているママにとって、
行くのがせいいっぱいで友達を作るパワーがのこっていない。


元来、人と仲良くやっていくことは、とても地道な付き合いの積み重ねなのよね。

でも、最初は「自分と同じ」ところから接点ができるのだけれど、
そのうち「自分とは違うところ」が見えてきて、
なんとなく深入りするのも億劫になってしまう。

一人一人の世界を造り上げ、大切にしてきた人同士には、
お互いちょっと踏み込むことに躊躇をする。
それは相手への気遣いでもあるのだけれどね。

そして、相手が踏み込んでくるにしても、
最新の注意を払う。礼儀としても。

アポ無しで誰かを訪ねるようなことしないでしょ。
散らかった部屋に友達を招こうとはしないでしょ。

もっと仲良しになりたいと思っていても、
なかなか家を行き来したり、子どもを預けあったりするような仲にはなれない。

子どもの名前は知っているけれど、挨拶はするけれど、ママの名前を知らない、
ということだってよくあること。
ちょっと物足りない付き合いであっても、
同じ場所で子どもを遊ばせているだけで何となく過ごし、
子育てで疲れているからそれも精一杯で家に帰り、一日は終わってしまう。

そんなこんなで時は過ぎ、引越しとなりそのまま…。

子どもを育て始めた頃って、引越しが多いのよ~!
2年更新の賃貸契約では、子どもが生まれると手狭になったり、
いよいよマイホームということになったり、転勤の確率も高い。

楽して・楽しく・即効性を求めて生きてきた人にとっては、
心を許せるママ友をつくることは、本当にとても大変なことなのである。



そこでね、友達を作り、地域社会で共に生きることを、
子育て支援の活動の一つとしたいの。

友達作りはそもそもお手軽にできることではないので、
出会うチャンスを作り、
色々な人と出会う中で、お互いを尊重しあいながらも一緒に何かをする経験を積み、
一緒に楽しみ、喜びを共感できる場を作ってみたい。

そこで力を蓄え、自分達が主体的に暮らし、社会の中で共に生きていくことは、
子ども達にとっても必要な力。

母親だけではなく色々な人に関わってもらった子供は、
人とかかわりながら生きていくことを既に知っているので、
より広い世界へ出ても安心していられると思うの。

お互いに尊重することを身につけていれば、
たとへ「おまえはうざい」と言いながらも相手の良いところも認め、
一緒に過ごすことができるだろうし、
尊重されて育てられた子どもは「うざい」と言われながらも、
自分の存在自体にに疑問を持つことは少なくなるのではないかしら。

なんて、色々と思う事を出し合って、
子育て支援活動の基礎作りをしています。

人とのかかわり方を改めて見直して、実際に行動にするって実は大変。
それを大人同士にやれといわれても、出来る人は少ないでしょう。

でもね、子どもが人と人の間を橋渡ししてくれるのよ。
話すきっかけをたくさんつくってくれるでしょ。
話題もたくさん提供してくれるでしょ。

子育てが一段落すると夫婦間の会話が乏しくなるように、
子どもの存在って本当にスゴイ!

その子どもたちの力をかりながら、
また大切な子どもに生きる力を育てるには、
大人が人と関わるなかで、昔とは違った新しい喜びを生み出さないと。
社会から変わっていかなくちゃね。






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Last updated  2007/01/17 11:17:44 PM
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