カテゴリ:ラグビー
◎日本選手権1回戦結果
◆サニックス47-36(前半19-17)関東学院大 所要のため、ハーフタイムに秩父宮に到着。この時点での不安は、『サニックス、大量リード』。こんな展開だったら、早稲田好きでない僕にとっては、秩父宮に来た甲斐がなくなってしまうからだ。そんな心配をよそに、スコアボードには[19-17]のスコアが。これで安心と期待を持って、試合を観戦した。 後半最初の得点はサニックス。12分にトライを奪い、リードを9点差に拡げた。このままサニックスが社会人の意地で得点を重ねるかと思ったが、ここから意地を見せたのは関東学院だった。17分にゴール前でのBKのサインプレーで2点差に迫ると、21分にターンオーバーからの独走トライで逆転。そして25分にもトライを奪い、点差を10点に拡げた。 この時は非常にわくわくした。関東学院の今シーズンは、非常に苦しいものだった。今大会もおまけみたいなもののように感じた。しかし関東は諦めずにサニックスに向かっていった。そして残り10分、社会人相手のリードを奪った。今年も社会人に勝つ。去年より価値のある勝利を掴むのかと。 しかし社会人は甘くなかった。30分のトライで3点差に迫ると、34分に逆転トライ。そして40分にダメを押した。関東のタックルが甘くなったのもあった。しかし『負けられない』社会人の意地が、『勝ちたい』関東の意地を勝った。関東の最後の意地のディフェンスは見事だったが、攻め込むことはできなかった。 関東は3年生以下の若いチームで、大学選手権準優勝、そして日本選手権出場の結果を残した。今日の経験が来シーズンの『リベンジ』につながっていくだろう。そしてサニックス。昨シーズンは不本意な形でトップリーグから降格した。その悔しさを今シーズンは下部リーグでぶつけてきた。その集大成を、来週のNECにぶつけて欲しい。来シーズンのトップリーグにもつながる試合を。 ◆早稲田大59-5(前半26-5)タマリバクラブ 日曜日にクラブ王者になったタマリバクラブ。非エリート軍団の晴れ舞台だが、注目は学生王者の早稲田。早稲田がトヨタ相手にどれだけできるかに注目が集まっている。タマリバとしては面白くないはず。しかもメンバーの多くは早稲田OB、後輩に舐められるのはもっと面白くない。この試合は、クラブチームとしての意地を見せる試合になった。 タマリバの注目はSO福田。決勝戦では彼の球捌きで、試合を完全にコントロールしていた。後輩の学生王者をどれだけ翻弄するか、見物だった。その福田が試合のペースを握った。パスでキックでボールを散らし、早稲田の出鼻をくじいた。そして6分にハイパントを起点にして、タマリバが先制トライを奪った。 『これで試合は面白くなる!』と思ったが、この後福田の動きは完全に封じ込められてしまった。チームは16分に逆転トライを奪われると、試合はそのまま一方的な展開になってしまった。福田も後半早々交替、二度目の活躍がないままフィールドを去った。試合は9トライを奪った早稲田が圧勝、予想通りトヨタへの挑戦権を得た。 早稲田のBK陣の強さは凄まじかった。特に五郎丸と首藤は、すでに学生のレベルを超えているように見えた。この二人、まだ下級生なのだから末恐ろしい。この早稲田がトヨタ相手に勝利を奪えるか、これが今大会最大の興味となった。 ◎ボクシング:粟生&ホルヘ・リナレス 注目の両選手の試合をスカパーで見た。両選手とも1ラウンドでKO勝ち。相手に物足りなかったが、キッチリ仕留めるところに、レベルの高さを感じた。初メインを飾った粟生も良かったが、リナレスの左ボディはすごかった。いずれは生で見たい両選手だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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