熱性けいれんのトラウマ&1歳半健診
(昨日の日記の続き)・・・ということで、結果的に今回は心配ないということで一晩で無事退院出来た和樹だが、親の私にしてみればすっかりトラウマとなってしまった。退院後速攻で元気になったというわけではなく、熱こそ下がったものの食欲があまりないし、高熱の時に思うように遊べずに欲求不満がつのっていたので身体を動かしたい反面、身体はまだ言うことを聞かないのでイライラ。1,2日ほど、キーキーとぐずってばかりいた。今にして思えば「まだちょっと調子が悪いんだな」と冷静になれるのだが、1,2日間は心配で仕方なかった。痙攣が起きた時に思ったこと。それは「この子は死ぬかも知れない」ということ。たかが熱性けいれんで大げさだと笑われるかも知れない。四児の母の癖に何を慌てるのか、と呆れられるかも知れない。が、これは「経験をしてみないと分からない」ことだった。奇跡なのかどうか、上の子たちは40度もの熱を出したこともなく決して確率の少なくない、熱性けいれんの経験もなかった。なので今回は、少なくとも我が家では大きな事件だった。人形のように硬直した和樹を抱いて救急車を待つ間や搬送中に和樹の耳元で名前を呼んでいた時は、「私はまた子を失ってしまうのか?今までこうして成長してくれた大事な命を、神様はまた簡単に持って行ってしまうのだろうか?」という思いがグルグルと頭の中を回っていた。だからこそ、病院到着後に次第に状態の良くなっていった和樹を見て、心から安堵したものだった。しかし退院後の翌日もグズグズ、キーキー言っており、気分転換させようとスーパーへの買い物に付き合わせたのが失敗だった。いつもなら買い物でも何でも喜んで付いてくるのだが、この日はおんぶ紐から抜け出そうとするほど機嫌が悪くなってしまった。それも、とびきり大きなキーキー声を上げて。当然周りにいた客は注目する。ちょうど昼前で店内は混んでいた。店内の客や店員の全てが私たち親子を見ているという錯覚を起こした。そこでもいつもの私なら、人目など気にせず、しかし奇声で迷惑をかけてはならないと、さっさと買い物を済ませて出ていくのだがこの日は心の余裕が全くなかった。奇声を上げることでひきつけを起こしたりしたら・・・(熱性痙攣でそんなことは有り得ないのだが)もしこのまま背中で息を引き取ったりしたら・・・「心の狭い奴だな」と思われて当然かも知れないが、気軽に「あらあらどうしたの~」と声をかけてくるおばちゃんたちや店員に愛想笑いも返事も全くせず、買い物もそこそこに、肩をいからせて店を出た。我が子が死にかけたかも知れない、ましてや今もこんなに泣き叫んで心配で仕方ないのに、ヘラヘラ笑って声をかけてくる人たち。迷惑を通り越して、敵意を抱いてしまった。ほつれ髪にすっぴん、泣き叫ぶ幼児を背負い、疲れ果てて怒ったような顔をした私の姿は育児に疲れ果てた貧乏母にしか見えなかっただろう。(まあ、ところどころ当たっていなくもないが)・・・はい、自分はあの時どうかしていたと今では反省しております。色んな意味で。熱性けいれんを起こしてから一週間が経とうとする今、食欲がまだ全快とは言えないものの、元気になった和樹。一昨日は近所の病院に1歳半健診を受けに行った。体重10.1kg 身長81.9cm 胸囲48.6cm 頭囲47.8cmカウプ指数15.0 特記事項なし、つまり順調。ただ一つ、「離乳」の欄の「未完了」に○が付けてあったのが気になるのだが・・・私、そんな風なこと言っただろうか?健診の最中の和樹は、病み上がりのせいか、いつもより場所見知りや人見知りが激しくあまり細かく医師に見せることが出来ずに残念だった。が、何事もなく健診が終わったのはいいことだと思う。今日、庭にビニールプールを出して水遊びをさせた。始めは水の中で固まっていた和樹だが、次男も入って来て一緒に遊んでもらうとすっかりご機嫌に。伊吹も入れさせたが、慣れないもの(ビニールプール)、慣れないシチュエーション、嬉しがってくれる筈もなく泣き通しだったのでわずかな時間で退散。プールの横に置いたビーチチェアで、暫し日光浴と相成った。