映画「卒業」
卒業 THE GRADUATE☆☆☆☆DVDこのあまりにも有名な映画、初めて見ました。こういう話だったのか。と言うか、話は知っていたけど、思っていたのと違っていました。まず、一番最初に出て来るキャストはアン・バンクロフト。今だったら、ダスティン・ホフマンの映画だと思うよね。誰でも。しかし、この時のスターはアン・バンクロフト。そして、彼女の表情の変化が凄い。青春映画としては、少し古いけど、中年女性の映画として見たら、全く古くない。大体、こういう能天気な青年が古いよね。しかも、女の子も突然結婚しちゃったり。でも、娘に嫉妬する母親の凄みや、その夫のムカつき方は、あまりにもリアル。私の年齢のせいかしら。いや、本来はそういう映画だったのかも。突然だけど、和泉式部の有名な歌に、「暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ 山の端の月」というのがある。アンバンクロフトの心境としては、こんな感じかも。ただし、和泉式部、思春期の作だそうです。サイモン&ガーファンクルの歌は最高。。初公開日 1968年6月8日解説(あらすじ)・ストーリー 大学を卒業し前途洋々のベンジャミン。彼は、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人と逢瀬を重ねることに。だが彼女の娘エレインが現れた事で、その関係は崩れていく。親の勧めで不承不承エレインと付き合うことになるベンジャミンは、彼女に惹かれていったのだ。一方、そんな若い2人に嫉妬するロビンソン夫人。やがて、彼女とベンジャミンの関係がエレインの知るところとなるのだが……。(allcinema) キャスト(出演)・スタッフ 出演 : ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バンクロフト、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ 監督 : マイク・ニコルズ映画「卒業」この作品情報を楽天エンタメナビで見る "The Sound of Silence" 「サウンド・オブ・サイレンス」 Hello darkness, my old friendこんにちわ暗闇くん。君は僕の古くからの友人だI've come to talk with you againまた君と話しに来てしまったよBecause a vision softly creepingその訳は、ひとつの幻想がやさしく忍び寄ってきてLeft its seeds while I was sleeping 僕が眠っている隙に一粒の種残していったからさAnd the vision that was planted in my brain そしたらその種が僕の脳の中で大きく成長し始めたんだStill remains within the sound of silenceだけど幻想はまだ沈黙の音の中でじっとして動かないままでいるけど・・・In restless dreams I walked alone 落ち着かない夢の中で、僕は独りで歩いていたNarrow streets of cobblestone 敷石の狭い通りに差し掛かりNeath the halo of a street lamp 街灯の円い光に近づいた時、I turned my collar to the cold and damp思わず寒気がして僕はコートの襟を立てたんだWhen my eyes were stabbed by the flash of a neon light その時に 僕の目はネオンのフラッシュに射抜かれ、That split the night夜は、引き裂かれてしまったAnd touched the sound of silenceそして、僕は沈黙の音に触れたんだAnd in the naked light I saw 僕は裸電球の下で見てしまった。Ten thousand people, maybe more 一万か、いやもっと多くの人がPeople talking without speaking口を動かすこともなく語っている姿や People hearing without listening 耳をそばだてることもなく聞いている姿やPeople writing songs that voices never share けっして歌われることもない歌を書いている姿をAnd no one dare Disturb the sound of silence. だけど、誰も沈黙の音というものを遮ろうとするものはいない・・・。"Fools" said I, "You do not know「馬鹿」って言うよ。君たちは何も分かっちゃいないんだSilence like a cancer grows沈黙っていう奴が癌のように僕ら自身をむしばんでいるのをHear my words that I might teach you僕がの忠告を聞いた方がいいよTake my arms that I might reach you僕が差し伸べる腕をしっかり取るんだBut my words like silent raindrops fellだけど、僕の言葉は沈黙のままで滴り落ちる雨粒のようなもの And echoed In the wells of silence沈黙の井戸に、落ちて、ポチャンと、こだまするだけ・・・。And the people bowed and prayed 人びとは、ぬかずきお祈りを捧げていたTo the neon god they made 彼らは自分たちが勝手につくり出したネオンという神に。And the sign flashed out its warning すると、ネオンの掲示板に、ふいに警告の言葉が現れたんだIn the words that it was forming光が織りなすその言葉And the sign said ネオンの掲示板はこんな風に語る"The words of the prophets are written on the subway walls「予言者の言葉は地下鉄の壁にも」And tenement halls.「そして安アパートの廊下にも書かれてある」と。And whispered in the sound of silence それでも沈黙の音の中で 人々のささやきは続いていた・・・。 (日本語訳:佐藤弘弥)