遅ればせながら第3回紛争解決手続代理業務試験のこと
先日24日に社会保険労務士の第3回紛争解決手続代理業務試験の合格発表がありました。 2,629人が受験し1,012人が合格(合格率72.73%)ということです。合格された皆さん、おめでとうございます。 で、私は第1回の試験での合格でしたが、その時から感じているのは合格基準点が毎回変化することと、倫理問題の基準点が低いことです。 第1回 60点以上かつ第2問は10点以上 第2回 55点以上かつ第2問は10点以上 第3回 58点以上かつ第2問は10点以上 問題は大きく2問あって、それぞれに小問が数問あります。で、第2問というのは特定社会保険労務士に求められる倫理を問うものです。 現在、社労士会の中でも頻繁に倫理が取り上げられており、今年度(19年度)から倫理研修が必修研修として始まりましたが、この試験では倫理が30点中10点と低い合格基準となっています。こんなんでいいのかなというのが個人的な感想です。やはり20点以上というのが必要なのではないかと思うのです。 試験そのものでは第1回の試験より第2回以降の試験の方が記述問題の文字数が増えたから難しくなったということが言われていましたが、実際には短い文章にまとめきるよりは記述文字数に余裕がある方が答えを書きやすいのではないかと思います。 基本的に文字数オーバーは採点対象外と聞いておりますが、文字数の範囲内で短いからダメということはないようです。短くまとめるのは大変なんですよ。 まぁ、これで3回も回を重ねてきたわけですから次回あたりからはきちんとした基準を明確にすることが必要になってくるのかと思います。