W.O.LARSEN no.50 SWEET MIXTURE
ラールセンの「no.50 スウィートミクスチャー」を吸い始めました。ラールセンの丸缶は初めてです。 日本でレギュラー販売されているラールセンのパイプ煙草は主に三つのグループに分かれています。単価1,250円の50g入りパウチ、単価3,800円100g入りで個性的な缶のもの、そして単価1,700円50g入りの丸缶です。 私は、ラールセンの煙草が全般的に好きで、行きつけの煙草屋さんに在庫されているラールセンは、ラタキア物以外、手当たり次第に試してきたのですが、丸缶のシリーズは今回が初めてです。丸缶のシリーズは人気がないのか、その行きつけの煙草屋さんではこれ一缶だけしか在庫していませんでした。 ラールセンについては、他の丸缶はもちろん、100g缶にもまだ試していない銘柄があるので、近いうちに買いたいとは思っているのですが、その煙草屋さんで注文すべきか、それとも通販で買うべきか迷っています。煙草屋さんでの仕入れはカートン単位になるでしょうから、1個しか買うつもりがないのに注文してしまうと、ちょっと申し訳ないような気がするのです。W.O. ラールセン No.50 スイートミックスチュア [50g] パイプたばこ <デンマーク産> さて、この「no.50」ですが、開封時の香りは、思いっ切りキャラメルです。目隠しテストをしたら、多分10人中8人がキャラメルと答え、2人がチョコレートと答える位ではないでしょうか。甘い味を予感させる良い香りです。 着火して吸い始めてみたところ、味も香りもやっぱりキャラメルです。森永のミルクキャラメルしか思い浮かびません。想像していたほどベタつく感じの甘さではありませんので、「上品」とか「まろやか」とかいった言葉が似合いそうです。 ラールセンの中での味の傾向としては、柑橘系の香りが混ざり華やかな「シグネチャー」のような感じではなく、シンプルで素朴な「1864」の系統に属する感じです。「1864」がビターチョコレートのような味だったのに比べると、この「no.50」では、ミルクをたくさん足したような味です。 火付き・火持ちはそれほど良くありません。ちょっと油断すると、火が消えがちです。やや湿気が多めで、ブロークンフレイクに近い刻みの粗さなので、気持ち緩めに詰めるのが良さそうです。 喫煙の中盤を過ぎる頃から徐々にバージニア系のスッキリした甘さが前面に出てきます。が、それも束の間、そこから程なくして喫煙終了。まぁ、バージニアのすっきりした甘みは、この煙草の後味をスッキリと気持ち良く終わらせるための演出くらいの感じでした。 全体的に、まろやかでクリーミーなキャラメルの味と香りでありながら、「しつこさ」とか「くどさ」はあまり感じず、気持ち良く穏やかに吸える美味しい煙草だと思います。後味も気持ち良いです。 缶のデザインが如何にも味気ないので、その辺りが不人気の原因なのではないかと思うのですが、内容的にはとても好きな煙草でした。 そして、やはりラールセンと自分は相性がいいなと思わせる煙草でした。[相性ばっちりの煙草ブログ探しなら Click!]