幸せの催眠法　長尾式催眠療法

私がまだ若かった頃の話ですが、催眠術やってて良かったと思ったことがあります。

ある会社の寮に研修生として入っていた時のことです。

寮には、先輩の社員２人、研修生１人、それから新入社員２人、と新研修生として私の６人でした。

問題は先輩の研修生、この男が喧嘩好きで、何かと同じ年の私にちょっかいを出してきていました。しかも相部屋なんです。

私は喧嘩嫌いなんです。

でも、寮に入ってまもなく、私は催眠術が出来るからやって見せましょう。と、夕食が済んだ食堂で新入社員の一人に催眠をかけました。

よく催眠ショーで見るように、イスから立つことが出来ない、今度は立っても動けないなど次々に行なって見せました。

その数日後だったと思いますが、夜、トイレをしたくなりトイレに行きました。そして、部屋に帰ってドアを開け、中に入ったらその彼が、がバットおきてファイティングポーズを取ったのです。

一瞬の事でしたが、私も「タッ！」と、なぜだか気合をかけました。

彼はバッタリと倒れてしまいました。何がなんだかわからないようでした。

このときも催眠やってて良かったと、思いました。

だって喧嘩しなくて良かったから。