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テーマ:暮らしを楽しむ(388351)
カテゴリ:薬の話
承認年
1980年 開発の経緯 インドメタシンは1963年Shenらに合成されて以来、鎮痛・解熱・抗炎症効果はこの種の薬剤の中でも 最も強力なものとして高い評価がなされてきた。しかし一方で、副作用の軽減も重要な課題とされて いた。炎症性・疼痛性疾患は局所に限局する場合が多く、外用により選択的に患部へ薬物を適用でき れば、全身性の副作用の恐れなしに局所の症状寛解が期待できる。 こうした観点から、軟膏を開発し、1980年に発売した。その後、外用液、非アルコール性のクリーム を開発し、1984年に発売した。 なお、「インテバン外用液」、「インテバンクリーム」及び「インテバン軟膏」は、医療事故防止対策の一 環として、2008年3月に「インテバン外用液1%」、「インテバンクリーム1%」及び「インテバン軟膏1%」 に名称変更した。 2014年7月に帝國製薬株式会社は大日本住友製薬株式会社より本剤の製造並びに販売についての移管を 行った。 (1)インドメタシンは、非ステロイド剤の中でも強い鎮痛作用が認められている。 (2)全身を介さず組織に浸透し、炎症病巣(局所)で効果を発揮する。 (3)溶解したインドメタシンは不安定であるが、軟膏1%は安定化した製剤である。 (4)軟膏1%は、ゼリー状の水溶性ゲル化軟膏(懸濁性基剤)であるため、従来の親水性、油性軟膏 に比べ、さらっとして伸びが良く、べとつきが少ないなどの特長を有し、また刺激性も少ない。 (5)クリーム1%は非アルコール性で、使用感が優れている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.24 04:48:08
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