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2018.03.05
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カテゴリ:Blu-ray

 “ブレードランナー 2049”をブルーレイで鑑賞。
 いろいろ思うところがあったので、久しぶりにブログに書き込むことにします。

 まず一通り観ての感想というのが「続編としては、よく出来ているなぁ」ってモノ。

 観客の大半が期待しているだろう「前作の登場人物たちの、その後」をきちんと提示しながらも、新たな主人公たちをそれなりに魅力的に描き出すことに成功しており、しかも「前作の世界観」を生真面目に継承しつつ、さらに拡大深化させてすらいる。

 前作に対するオタク的アプローチと、今作ならではのオリジナリティーの両立。
 アートムービーでありながらも、エンタメムービーとしても楽しめる。

 こうやって感じた事をつらつらと文章として書き出してみると、「なるほど、実はかなりの傑作なんじゃね?」と思えてくるのだが――

 じゃ、今オレが感じている「不満」というのは何なんだろう?、とw

 いや、実はわかっちゃいるんですよ、この「不満」というのが、作品的にしょうがないものだという事は。

 だってこの続編は「ノスタルジー(過去=メモリー)に浸りきりだった前作」とは違い、「未来志向(希望)の物語」なのだから。

 過去の回想はセンチメンタリズムに陥らず、現状認知の糧にすぎないのがこの“2049”の物語なのである。

 だから今作のキャラクターたちはセピア色の写真を眺めながらバーボン片手にピアノをたどたどしく弾いたりしないし、眼前の敵へ過去の辛い記憶を静かに語りかけ苦笑いしながら雨の中にて大往生したりしないのだ。

 ラストの雪の中の主人公は、決して過去(メモリー)に囚われたままで息絶えたわけではない。
 おそらくは、未来(自分たちの子供)の礎になって死に逝く「自分という存在」に対して、これ以上無い充足感を得ていたはずだ。

 そう考えると、今作は続編(物語の続き)としては至極真っ当で、だからこそ「個人的には前作の方が情緒的に好きだなぁ…」なのである。


 だってしょうがないじゃん、コチトラいい歳した(黄昏はじめた)オッサンなんだからw









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Last updated  2018.03.06 04:53:03
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