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カテゴリ:やっぱ!知られていない宇宙
☆(その1)☆
実は、火星も木星もナサでは20年前からよく知られている。 名前をS飛行士と、K飛行士と、R飛行士、そしてM飛行士にしよう。 ある日本人のK飛行士が極秘に20年前、月面着陸をしている。 3人の宇宙飛行士が飛びたち土等採取して月面から帰る際、ソ連の宇宙ステーションにドッキングして宇宙ステーションにいるアメリカ人S飛行士をM飛行士と入れ替えて三人で帰るという計画だ。 しかし、じつは、アポロに乗って帰ることができたのはK飛行士とR飛行士の2人である。なぜなら三人分の酸素はおろか二人でも少なかったのである。 たとえ、宇宙ステーションに2人残ったとしても酸素は1人の計画で装備されている。 そして、宇宙ステーションに残った2人をまた地球から助けに来ればいいと思うのだが 予算の都合上、これもまた無理な話であった。 かりに、予算があっても再度飛び立つまでの準備の時間で宇宙ステーションの2人の生命に 望みはなかったのである。 この無謀とも言える計画に奇跡が起きた。 3人で宇宙ステーションの修理中の1人M飛行士が不慮の事故でなくなった。 命綱をつけて作業中をしていたのだが、その命綱がきれたのであった。 他の作業をしている者が気づいたときには、すでに宇宙ステーションから4メートル離れていた。 残りの一人も金属音がするほうを見ると、修理中の1人が指をさしている方向を見て初めて事故 を知った。 残された3人に緊張がはしった。 そして、みな愕然とするのだった。 もう自分たちの命綱の長さでは、Mを助けることはできないと悟ったからだ。 両手両脚で必死にもがいていたMは、この膨大な宇宙空間を何千年、いや無限に漂うことを悟り 覚悟を決めたかのように体の力を抜いて、だらんとしたように見えた。 重苦しい空気がながれた。宇宙ステーションに戻っても誰も一言も言わなかった。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月27日 17時18分55秒
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