体創り～コウノトリさんをお迎えしたくて

10月12日（水）　周期20日目（移植1日目）　基礎体温36.67℃（低いです）
10月13日（木）　周期21日目（移植2日目）　基礎体温36.98℃

11日に4回目の胚盤胞移植をしました。
12日の夜あたりに着床と培養士さんから伺っていたので、
もう答えは出ているのだと思います。

今回はあまり着床、着床と思い詰めずに過ごそうというのがモットー。
その割には明け方何度も目が覚めてしまったりしています。

12日は私の誕生日。そして久々の秋晴れでした。
着床、着床と思い詰めない為にも、午前中は洗濯や掃除に明け暮れ
午後は美容院へ。そして夜は夫と待ち合わせて誕生日ディナー。
優雅な時間を過ごせました。

誕生日に夫から貰ったバラが綺麗に開きました。

貰った11日の夜はこんな感じでしたが



13日の朝には白いバラが幾重にも開いて、薄いピンク色に見えます。
いい香りがするんですよ。幸せな気分になります。



前置きが長くなりましが、今回の移植も感動的でした。
移植の時は、いつも泣いてしまいます。涙もろくて恥ずかしいです。

まずモニターに自分の卵さんが映し出されます。
最初は小さな点。でもどんどんアップにして下さって



こんな感じになったところで写真に撮って下さり、
帰りに写真を頂くことが出来るのです。


まず卵さんがアップになった時点で、すでに涙が頬をつたっています。
あぁ、これが私達の卵さんなんだ。
胚盤胞まで頑張って育ってくれてありがとうって
愛おしい気持ちと、感謝の気持ちで一杯になるのです。


モニターでは、卵さんがまた点のように小さく映し出されて
カテーテル（細い、細いストローのようなもの）が登場。
カテーテルで吸い上げられるところも見えます。
卵さんは、ひょいっとあっという間にカテーテルの中に消えていきます。
その姿、ひょいっ！が可愛いのです。…すでに親ばか。


移植が終わるとリラックスルームにうつり、ベッドで30分くらい休むのですが
今回はベッドの中でも泣いてしまいました。


移植が終わり、ほっとしたのもあるのでしょうけれど、急に夫の顔が思い浮かび
夫の子供が欲しいと強く強く思うことが出来たのです。
夫の子供が欲しいって当たり前のことですよね。


でも結婚して以来、価値観の違いからか喧嘩が多く、愛しているのかさえ
分からなくなってしまったり、尊敬出来なくなっていたこともありました。
さっさと離婚して次の人と幸せになった方がいいのではないかと思い詰めてしまったり。
夫の短気で冷たく細かい性格ばかりが目に付き、
子供がこの人に似てしまったら最悪だわ…なんて思うこともしばしば。


子供を望む時って、この人のように目がクリクリした可愛い子が欲しいとか
この人のように優しい子供が欲しいとか、この人のように頭のいい子供が欲しいとか
夢見ますよね。それが残念なことに、そんな気持ちは消えてしまっていました。
夫の子供が欲しいっていうより、ただ子供が欲しいのか分からなくなっていたのです。


だから、当たり前の「夫との子供が欲しい」という気持ちを
強く感じることが出来た自分が嬉しくて仕方ありませんでした。
リラックスルームのベッドの中で、過去の夫との喧嘩のことではなく
最近の夫とのやりとりが走馬灯のように頭を駆け巡っていました。
思い浮かぶ、夫とのやりとりは、どれも楽しいもの。
私の目指してきた夫婦関係に近づいているのです。


結婚3年目という時間や情もあるのでしょうか。
喧嘩をしても、最近は仲直りが前より上手になりました。
遅ればせながら、私達のスタイルが出来てきたように思います。


今までは、時々、離婚して再婚して人生やり直すぞなんて
思ったこともありましたが、今は強く夫を求めています。
夫でよかったな、夫は可愛いな、大好きだなって思うのです。


そう思えるようになった自分が嬉しくて、ベッドでシクシクしていました。
ＫＬＣのお布団で涙を拭いてしまいました。
ごめんなさい。