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カテゴリ:CD-洋楽
by NewOrder
シンプルな展開ながら、多彩なサウンドと解りやすいメロディーが耳に残る作品です。 ループするエレクトロサウンドが、じわじわと体に入ってきます。 「Fine Time」は軽快な多重パーカッションが中央を突き抜けて、キレのある曲に仕上がっています。 バックで入れ替わるように音を散らしていくサウンドも、各々にインパクトがありつつ、上手い具合に曲に溶け込んでいます。 「All The Way」は颯爽と流れていく風のような、軽快なポップさが良いです。 柔らかいサウンドと唄いまわしも、その雰囲気に良くあっていると思います。 「Round & Round」は高音と低音で淡々と鳴っているピコピコ音が良いです。 様々なフレーズが散りばめられつつ、曲の醸し出す雰囲気が一貫しているのは心地よいものです。 「Run 2」はさらっと流れていく歌とギターが耳に残ります。 まったりと、そして爽やかにループを繰り返し、じわじわ視界が広がるような展開も良いです。 「Mr Disco」はインパクトのあるリフとドラムが織り成す出だしが良いです。 徐々に音が重なり、厚みと彩りが加わっていく構成も気持ちいいです。 「Vanishing Point」は長めに取ったイントロで、徐々に高まっていくサウンドが良いです。 淡々としたサウンド、細かく刻んでいくパーカッションの上で、耳にまとわりつくように言葉を落としていく歌も良いです。 「Fine Time」以外は似たようなパターンが多い気もしますが、散りばめれた音のフレーズが、それぞれの曲を特徴あるものに足らしめていると思います。 それでもやはり、ガツンと来るのは1曲目、頭の入り方から節々でビシッと決める曲構成まで、このアルバムを名作とさせるに十分なインパクトがあります。 淡々としたループ音と解りやすいフレーズが織り成す、颯爽とした空間に浸れる一枚です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.13 12:49:21
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