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テーマ:最近観た映画。(38856)
カテゴリ:映画・テレビ
おもしろい!このUDONという映画は。あまり期待しないで観に行ったのですが、後半は思わず涙が出そうになりました。 この映画、「恐るべきさぬきうどん」ブームが元ネタになっているのですが、実は私もうどんブームにのってウドンツアーをした人間のひとりなのです。 免許取りたての学生の頃、友達3人を乗せて瀬戸大橋を渡ってさぬきうどんを食べに行きました。 さぬきの山に入るにはあまりにも頼りない情報誌をもとに道をたどって「製麺所」を探したものでした。 行けども行けども製麺所が見つからなくて、どう考えても緑と民家しか無いような深みにはまり、半分泣きそうになりながら探してるところに地元の人を見つけ、ようやく製麺所にたどり着くことができました。 後から考えれば見つからないのも当たり前だったのですね。 「製麺所」と言っても、私達が行ったのはふつうの民家だったのですから。 教えてもらった家に玄関からおじゃまして、うどんを作ってるところを見せてもらいました。 「食べたい」というといっぱい100円で食べさせてくれたのですが、近所の子供が遊びに来るとタダで食べさせていました。 薬味は裏山に入って自分で取って来いと言われたのも映画のとおりです。 たった100円のうどんなのに、あの時の感動は今でも忘れられません。 この映画は私が昔体験したうどんブームを見事に再現しており、思い出と映画のシーンが重なって胸をあつくさせてくれました。 この映画を観れば香川に興味が無かった人でもきっと行きたくなると思います。 この映画、別の見方をすると、スリルあり、お笑いあり、恋愛、アクション(?)あり、と様々な要素が詰め込まれているのに、それなりにまとまっているのがスゴイともいえます。 あからさまに出てくる日産カー(マーチ)は何度もぶっ壊れるし、マトリックスのりのアクションシーンは馬鹿馬鹿しいけど悪くない。 あと一つ付け加えておくと、さぬきうどんは他のどこの土地のうどんとも違います。 これは素人でも違いがわかるほどです。 (同じ香川県内でも駅前のレストランなどで食べれば本州でも食えるようなものだったりしますが) 私は本場でさぬきうどんを食べて以来、関東でさぬきうどんと銘打ったものを食べるたびにガッカリします。 「ああ、これも違う」って。 またおおげさなって言われるかもしれませんが、こればっかりは本当に食べてみないとわからないですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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