Resistance

終了直前の Botti のゴールで、AFCチャンピオンズリーグ決勝戦第二試合を前にアル・カラマに対して2点のリードをつけた全北現代の Choi Kang-hee 監督は、安堵の息を漏らした。59分に Yeom Ki-hun のゴールで全北現代が先制したが、次週のホムスでの第二試合に向けて決定的に重要だった追加点は、ロスタイム突入1分に Botti が決めたものだった。

前半にアル・カラマの守備をこじ開けることができなかったチームを見て、Choi 監督は25380人の観衆の前で出した最終的な結果に満足していた。Choi Knag-hee 監督は次のように述べた。

「第一試合で２～３点のリードが欲しいところでしたから、この結果には満足しています。最も重要な点は、アウェイゴールを相手に許さなかったことです。しかしながら、この結果はいいものです。シリアでの試合時間はまだまだ沢山あります。予想もしないようなあらゆる事態がシリアでは起こることがあるでしょう。ですが、今日の出来には満足していいですし、第二試合に向けて準備を進めることができます」

Choi 監督は、前半の攻撃的なアル・カラマに驚き、チームがバランスを失ったことを認めた。しかし、主将の Kim Hyun-su に代えて後半早々に Botti を投入した決断が、全北現代には吉と出たと考えている。

「アル・カラマが体を使った試合をしてきたので厳しい戦いでした。前半に相手を崩すのは難しすぎました。前半のアル・カラマのカウンター攻撃も素晴らしかった。特に、背番号８（Mohanad Ibrahim）の選手は技術もあってキレが鋭く、背番号７（Abdul Kader Refai）、背番号10（Iyad Mando）の選手も中盤でいい働きをしていました。」

「ですので後半に、試合の流れについていけていなかった Kim Hyun-su に代えて Botti を投入する決断を下しました。Botti は攻撃面で力を発揮してくれました。試合を決定付ける時間帯は試合の60分～70分あたりになるだろうと予想していました。アル・カラマの守備は強固でしたが、こちらの動きが予想よりよくなり結果に結びつきました。」

全北現代は木曜日にドバイに向けて出発。UAEで4日間の短いトレーニングキャンプをした後に、第二試合に向け、Khaled Bin Al Waleed スタジアムへとシリアへ移動する。このスタジアムでは、アル・カラマは未だ負けたことがない。

「重要なことは第二試合で萎縮してはならないということです。ここまでのところこちらが有利です。しかし二点のリードがあることは忘れ、全く新しい試合と考え、勝ちに行くことが必要です」

Choi 監督はこのように強調した。

afcchampionsleague.comyより。

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