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カテゴリ:広島Carp
広島ブラウン監督が「出発進行!」広島は16日、マーティー・ブラウン監督(44)が広島電鉄の運行する「カープ電車」のテープカットを行うと発表した。27日に広島電鉄の西広島 駅で実施。監督のあいさつもある。「カープ電車」は昨年から運行しており、車体に球団ロゴやマスコットの「スラィリー」が描かれている。今年は広島市民球 場の最寄り駅「原爆ドーム前」でブラウン監督の声で車内放送が流れる。 [2007年3月16日19時23分] 中東3安打!57年ぶり新人開幕マスクへ <広島10-3中日>◇15日◇豊田 「外野手」で入団した広島の新人、中東直己(25=ホンダ鈴鹿)の開幕マスクが現実味を帯びてきた。中日戦(豊田)に「9番捕手」で先発。1号弾を放つなど3安打に加え、守っても好リードを見せた。 ブラウン監督も正捕手抜てきを真剣に検討する。新人の開幕マスクとなれば広島では50年の山崎明男以来、57年ぶり。ましてや外野手登録の正捕手など異例中の異例といえる。 2回、平井の内角低めのカットボールをとらえて右越えアーチ。「まさかって感じで…。うまく打てました。本塁打もいいけど、野手の間を抜く打撃を 目指しています」と話した。その後も平井から中前、中田から右前と主戦級を打った。オープン戦は8打数5安打、打率6割2分5厘と驚異的だ。 昨年は倉と石原を併用したブラウン監督。基本方針は「打撃優先」。石原、木村が故障で出遅れており事実上、倉との一騎打ち。中東は正捕手について「目指すところはそこですが、倉さんに比べて技術が劣る。残り試合でアピールしたい」と意気込んだ。 まだエース黒田の球を受けていないが、17日の西武戦でその機会も来る。同監督は「どの投手が相手でもこなせるだろう。打撃で貢献してくれれば黒田だって喜んで投げると思う」。中東が球史に名を残すかもしれない。【柏原誠】 [2007年3月16日14時39分 紙面から] 広島青木、納得の3失点<広島10-3中日>◇15日◇豊田 先発した広島新人左腕の青木高広投手(25=日産自動車)がまた先発ローテ入りを引き寄せた。直球主体に4回まで1安打。5回に「単調になった」 と3点を失い途中降板したが「トータルではよかった。テンポもよかった。開幕が近づいているので結果を出していきたい」と納得顔だ。岐阜出身だが愛知県は 愛知大で4年間を過ごした。両親も応援に来ていた。 [2007年3月16日12時22分 紙面から] 広島宮崎、堂々中継ぎデビュー<広島10-3中日>◇15日◇豊田 広島の希望枠ルーキー宮崎充登投手(28=ホンダ鈴鹿)が今季チーム最速の150キロを記録し、堂々の「中継ぎデビュー」を飾った。5回1死一、 二塁から先発の青木高広(25=日産自動車)をリリーフ。すぐに重盗を許したが全く動じず、2死後に清水将を3球直球勝負ですべて見逃し三振にしとめた。 「2~3年ぶりの中継ぎ」。13日にブラウン監督から中継ぎ転向を伝えられた。先発ローテーション入りが有力視されていたが「中の方が生きる」と 言われた。気持ちは切り替えた。2イニング目も3人で打ち取り「自分の投球ができた。準備もできていたし違和感もなかった。マウンドでやることは一緒です から」と胸を張った。次に目指すのは勝ちパターンで投げるセットアッパーの座。「必死に1軍を目指したい」と言葉に力を込めた。 青木高も順調にローテ入りに前進した。最長の5イニング目で連打を浴びたが、4回までは1安打1四球の好内容。「5回は投げ急いで単調になりまし た。球が明らかに高めにいってしまった。トータルではよかったと思う」と納得している。同じ新人の捕手中東とは「直球主体」に決めていた。テーマを持って 投げ、その先につなげた。 愛知県は愛知大で4年間を過ごした思い出の場所。岐阜から来た両親、祖父母、大学の桜井前監督らが見守る前で「地元の感覚で投げられました」と会心の笑みを見せた。【柏原誠】 [2007年3月16日12時22分 紙面から] 目覚めた赤ゴジラ!広島嶋1号&猛打賞<広島10-3中日>◇15日◇豊田 赤ゴジラがお目覚めだ。不振の広島嶋重宣外野手(30)が15日の中日戦(愛知・豊田)で3安打と大暴れした。ソロ、二塁打など長打性の打球を3 連発。攻撃陣のキーを握る5番打者が連日の打ち込みで復活した。嶋の一打を合図に、赤ヘル打線は17安打10得点とド派手に花火を打ち上げた。投げても宮 崎、青木高の両新人らが結果を残し、投打のかみ合った最高の試合だった。 「先っぽだよ」と言った割には飛んだ。両翼94メートルの豊田市総合運動公園野球場の外野芝生席は奥行き10メートルほど。高々と舞い上がった打球はその一番奥に到達した。5回、中田の高めの直球をとらえた。背番号55は表情を変えずにベンチに帰ってきた。 「カウント0-1。今までは手を出すことができなかったけど、コーチから『甘い球は積極的に打て』と何度もアドバイスされてきた。だから思い切り いけるようになりました」。真っ先に感謝の言葉を口にした。嶋は「そんなに悩んではいなかった」と話すが、トンネルは長かった。 2回の1打席目。平井から右翼フェンスを突き刺す二塁打が爆発の合図だった。これが実に15打席ぶりの安打。嶋も、打線も一気に加速を始めた。低迷を続けた赤ゴジラは気分が楽になったようだ。 3回の第2打席も右翼越え。打球の勢いが強くシングルにとどまったが、この打席が一番、内容的に納得しているという。「走者一、三塁でしょう。三塁と遊撃が前に出ていて、二塁が下がっていた。二ゴロを打てば点が入ると思っていた」。打席での冷静さが好結果を生み出した。 前の試合までチーム打率2割5厘は12球団最低。5番を打つ嶋もその責任は感じていた。ただ焦りはなかった。「(理想は)タイミングを早くとって、ゆっくりと球をつかまえる。それと最初のストライクを強くたたくこと」。打てない理由を分かっていた。 リブジーベンチコーチ、小早川打撃コーチにも同じ点を指摘され「やることが分かった。あとはそれに向かって振り込むだけ」。トンネルの出口まで迷 わず突き進めた。14日の特打後、嶋の復活を「予言」していた同打撃コーチは「状態は全然悪くなかったからね。トップをしっかりつくって、結果を出せた ね」とうれしそうだ。 不振の嶋のバットが2回の猛攻を呼び込んだ。栗原が中前適時打で続き、緒方は今季1号の2ラン。「最高の結果だよ。シーズンにとっておきたかったね(笑い)」と緒方。9番中東も初アーチを含む3安打。しめて17安打&10得点と中日投手陣を攻め立てた。 嶋はしみじみと、こう話した。「試合のなかった3日間で振り込めたから、体が自然と反応した。シーズン中は波が少ないことが大事。(今回の対処法が)生きてくると思うよ」。赤ゴジラの完全復活に期待していい。【柏原誠】 [2007年3月16日14時24分 紙面から]
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最終更新日
2007年03月17日 07時30分38秒
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