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カテゴリ:広島Carp
広島梅津また1回3人斬り<横浜8-3広島>◇18日◇横浜 また3人斬り! 広島の梅津智弘投手(24)が18日、横浜戦に5番手として登板し1回を無安打無失点。これでオープン戦4試合で打者14人に対し1安打だけ。防御率は依然0・00だ。中継ぎの層が厚い広島投手陣にあって、梅津がひときわ光を放っている。 8回、永川の後を受けマウンドへ。先頭の金城を左飛。続く藤田、小池と簡単に打ちとり3者凡退。「オープン戦の序盤はまっすぐがあまり良くなかっ た。ここ何試合かはまっすぐがいい。まっすぐが良ければ変化球も生きてくる」。この試合まで3試合で防御率0・00を続けていた広池に加え、守護神永川も この日は失点し、3-8で敗れたが梅津は崩れなかった。 「前で球を放すこと」に自主トレから取り組んでいる。「まだ半分くらいしかできていない」と話すが、その中でも好投を続けている。「もうすぐつか みそうなんだけど、まだですね」と梅津は苦笑い。徐々に感触をつかみ完成すれば、リリースの遅い、長いリーチのサイドからの球は、打者にとって脅威となる ことは間違いない。 中継ぎサバイバルは厳しい。防御率0・00は他に佐竹、林らがいる。小山田、宮崎も中継ぎ調整に入っている。「(0・00は)意識しない方針。で も続けていけたらいいですね」と梅津は笑顔をみせた。オープン戦4試合で1勝2セーブ。昨季は23試合に登板し、防御率1・23。勝利の方程式に欠かせな い存在になりつつある。【網 孝広】 [2007年3月19日10時47分 紙面から] 広島新井アツい!得点圏打率5割7分1厘<横浜8-3広島>◇18日◇横浜 広島新井貴浩内野手(30)がアツすぎる。横浜戦でも1打点を挙げ、規定打席到達者に限ればオープン戦12球団トップの9打点。得点圏打率も5割 7分1厘まで引き上げた。際立つ勝負強さで、目標の打点王奪還の予感を漂わせる。チームは完敗、前田智の右ハムストリング(大腿部後側)負傷など後味の良 くない試合でも、頼れる4番打者だけは変わらず輝き続けている。 打者の心境というのは、はた目には図りにくい。チャンスで意気に感じるタイプ、萎縮するタイプ、平常心で臨むタイプ。状況や体調などにも左右されるのだろうが、ここのところの新井は走者が塁上にいることを常に意気に感じて、打席に入っているようだ。 「いい集中力を感じながら打席に入れている。特にチャンスなど大事な場面で集中できる。先頭打者とかでも同じ集中力で入れればいいんですが。ダメな部分とは言いませんけど」。 これは3打点を挙げた17日の試合後のコメント。1打点だったこの日は「とにかく走者を還すことを考えていました」と語った。前日と同じように 「チャンスだから集中して」打っているのは間違いない。得点圏打率は5割7分1厘にまで上がった。「シーズン中でも打てたらいいですね」と笑った。 横浜の新加入右腕、寺原に苦しめられた。5回まで出した走者は3人だけ。ビハインドが5点まで広がった直後の6回の攻撃でようやく反撃を開始し た。1死一、二塁で新井が打席に入った。寺原には1打席目は4球で空振り三振。2打席目も内角を詰まらされて三塁ゴロだった。「1、2打席目は投手の失投 がなかった」。だが大量リードで気が緩んだのか、寺原は新井にいきなり甘い139キロを投げてきた。 打球は右翼線を鋭く襲い、二塁から梵が生還。ようやく1点を返した。「あの場面は失投でしたね。外寄りのまっすぐ。初球を見逃さず、一発でしとめられたのはよかった」。もちろん、研ぎ澄まされた集中力のたまものだ。 アーチ増をにらみつつも、第1の目標は打点王。昨年は初めて100打点に手が届いた。「4番は最も責任が重いポジション。打線の中でも重い責任が あるのは分かっている」。重圧を感じながらも、打点の数が積み重なっていくのが励み。だから得点圏に走者がいれば舌なめずりする。 「金本さんのようにマークされている中で打ててこそ本当の4番です。僕はまだまだです。でも、ほかのチームの4番打者には負けたくない」と闘争心 をむき出しにする。新井は「打点の質」を求めているという。200打点を挙げようが、チームがその試合ですべて負けていれば何の価値もないということだ。 スコアを見れば完敗だった。だが、新井の一打のあと2点を加え、寺原攻略まであと一歩に迫った。新井が倒れていたらその時点で試合は終わっていたかもしれない。十分に意味のある1打点だった。【柏原誠】 [2007年3月19日10時47分 紙面から] 広島前田智、古傷右太もも裏痛め開幕危機<横浜8-3広島>◇18日◇横浜 広島前田智徳外野手(35)が右ハムストリング(右太もも裏)の違和感で途中交代した。18日の横浜戦(横浜)に先発出場したが走塁中に異変を訴 え、自ら交代を申し出た。詳しい症状は19日の診断結果を待つが、通算2000安打がかかった大事なシーズンを目前に不安材料が出てきた。 6回、一塁走者の前田智は新井の右翼線二塁打で迷わず二塁を回った。その直後、明らかにスピードダウン。三塁に到達すると「交代」の合図を送った。10分後にはタクシーで球場を離れ、19日に検査を受けるため広島に帰った。自分で歩いて移動した。 過去、両足アキレス腱(けん)の手術を受けるなど足のあちこちに古傷を抱える。ただ、右ハムストリングは比較的、軽症で済んでいた個所。石井トレーナーは「明日の診断結果を見ないと何とも言えないが、肉離れの可能性もあります」と長期離脱の恐れも指摘した。 「監督として残念な光景だった。ここまでいい状態だっただけに心配だ」。ブラウン監督はそう表情を曇らせた。故障に泣かされ続けた天才打者にまた試練が訪れた。【柏原誠】 [2007年3月19日9時42分 紙面から] http://hiroshima.nikkansports.com/baseball/professional/carp/p-rp-tp0-20070319-171930.html
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最終更新日
2007年03月20日 20時03分57秒
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