カテゴリ:ドル円
一旦は117円をあっさりと下回ったドル円だが、米雇用統計を控えていることから買い戻しが入り117円ちょうど前後でもみ合っている。
現在は金利相場である。ただ、これまで広がる一方だった金利相場ではなく長い目で見れば、日米の金利差がどこまで縮小するかという点がテーマだ。米国の政策金利がどこまで引き下げられ、日本の政策金利がどの程度引き上げられるか。私としてはこの金利差の動向を握るのは地域間の景気格差ではないかと思っている。日本も米国も景気の良い地域とそうでない地域がはっきりとわかれており、この格差が縮小傾向に入った国の景気は一段と力強いものになるに違いない。 一つの側面から言うと、米国は住宅市場からの資金が消費へと回り、日本の場合は株式市場だった。消費に至るまでの資金の流れからすると両国とも頼りない景気回復過程を経てきた。また、米国の住宅市場、日本の株式市場は完全に一時の騰勢を失っている。ここから何が両国の明暗を分けるのか定かではないが、景気回復で企業が得た利益が労働者へ賃金として十分に流れていない分、景気の「上値余地」があるのは日本ではないだろうか。 さて、雇用統計のあとは米中間選挙が控えているが、中間選挙後からぼちぼち仕込みを開始しようかと思っているところ。私の願いである瞬間的な114円台までの下落は叶うのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 2, 2006 11:49:30 PM
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