冬はサウナで風邪予防寒さが体にこたえる冬。冷えたままの体は、新陳代謝を減衰させ、種々の臓器の機能低下を招き、万病の原因をつくります。逆に温めることが、健康を増進させて万病を自然治癒させ原動力になります。 サウナは約2千年前、北欧の寒い国フィンランドで誕生した、寒さで冷えた体を温める智恵です。日本では1950年代に誕生したといわれています。 サウナの効能 サウナに10分間入れば最大で約1リットルの汗が出るとされ、 全身の毛穴から汚れや古い皮脂が排出されます。その結果、 1.皮膚の血流が向上し、肌の潤いがよくなるほか、乾燥肌や皮膚病の症状改善に役立ち ます。 2.体内の老廃物も汗と一緒に流れ出るため、新陳代謝が促進されて腎臓や肝臓の機能も 向上します。糖尿病や通風、メタボリック症候群など幅広い病気の症状にも好影響が あると考えられています。 3.ダイエットに活用することができます。 4.全身を均等に心地よく温めることで血管機能や自律神経、ホルモンバランスが改善 し、疫機能が回復するとみられます。 5.筋肉の凝り、痛みを改善します。(冷えを改善するため。) 6.皮膚を鍛え、身体を温めるので、風邪を予防になります。 7.甲状腺の働き高めるため、その結果、眼が輝き、皮膚が潤い、全体的に若返ることに つながります。 サウナに入るときのポイント 1.無理をせずに苦しくなったらすぐに出ましょう。 2.血圧が高めの人や心臓に問題のある人は気をつけましょう。 3.入浴後は水分補給を十分にしましょう。 4.噴き出た汗を流すために水を浴びる際は、急に体温が下がると、血管が収縮しますの で、持病のある場合などは無理をせずに自然に体が冷めるのを待つのが得策です。 「女性はサウナのあとが、最も美しい」とフィンランドではいわれています。肌が潤うためではないでしょうか。それは、体の内側から湧き出た自然な潤いです。 サウナを治療に応用する医療機関は全国で約50ヶ所あるそうで、続けていると、様々な不調が緩和する効果が確認されています。 参考文献 「”体の冷え”を取るとなぜ、病気が治るのか」 石原 結實 著 「アルヤ こころの詩 ~サウナと神話に癒されて~」 アルヤ・サイヨンマー 著 日本経済新聞 プラスワン 「サウナ効能さまざま」より |