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カテゴリ:西忍寺道場
こないだの日曜日の稽古日誌、遅くなりましたけど、書きますね。 私にとっては久々の稽古です。 西忍寺の空気を吸うのも久しぶりです。 ようやく雪解けもはじまり、春の気配を感じる一日でした。
メンバーはいつもの4人。
最初は基本稽古から太極拳99勢。 次は例によって混合対錬から始めました。
久しぶりにOさんとも稽古しましたが、受けがとても柔らかくなっていてびっくりしました。 まだ、攻撃に硬さが残るものの、格段の進歩だと思いました。
次に琵琶勢。 やはり三角歩法を使うと技の切れが違います。
次に攬雀尾。 これも三角歩法を使うと面白いように相手は崩れ、技がかかりやすくなります。
次に双履双按。(ちょっと履の字が違うけど、ご容赦ください。) これも三角歩法を使うと双按が極まりやすくなり、あらためて三角歩法の使い勝手の良さを実感しました。
次に単鞭。 これは相手の内側に入りながら、攻撃を受けるので2撃目を喰らいやすい技なんですけど、相手の突いてきた腕に自分の鉤手をすべらせながら相手の顎を打つと、その2撃目が来る前に打つことができるので、そのポイントに重点を置いて稽古しました。 次に今度は同じく相手の内側に入りながら、相手の攻撃を受け鉤手ではなく手刀で相手の首を打つやりかたを稽古しました。 このときの歩法は八卦掌の黄竜反身の歩法を使い、最後の極めは相手の腹部に手刀を打ちこみます。
次には相手の死角にはいって相手の腹部に手刀を打ちこみ、次に、相手の喉と腰を攻めて倒す方法で行いました。 これは黄竜反身の典型的な用法です。
次に、また太極拳にもどって左右搬欄。 続いて、今度はこの技を黄竜反身の歩法で行いました。 この歩法を使うことにより、さらに深く相手の死角に入ることができるので、最少限の動き、最少限の力で相手を倒すことができるようになりました。
次は並歩進歩搬欄錘。(これも錘の字がちょっと違うけど、ご容赦・・・・。) 相手の突きを掴み、大きく引き寄せ、その下からくぐるように跳ね上げ、相手の腹部の思い切り掌打をあびせる、豪快な技です。 この技の難しいところは、相手の突きを大きく崩したあと、その下をくぐりぬけるように跳ね上げるところです。 相手の重心を崩したのはいいが、その相手の体重が自分の上から覆いかぶさってきて、なかなかうまく掌打を打つことができません。 しかし、下から跳ね上げるときに前足で震脚し、それと同時にというか、その跳ね上げた掌でそのまま相手の顔面を打ち、相手がうしろにのけぞったところに腹部への掌打を極めるとうまくいきます。 その、最初の震脚が大切です。 ここまで、みなさん、うまくできるようになったので、次は最後の極めである腹部への掌打を相手の胸に打ち、次に左の受け手でそのまま相手の腕を巻き落とし、相手がうしろにのけぞったところに顔面の眉弓に指をひっかけて、後頭部から落とすという応用技法をやりました。 もちろん、本気で後頭部から落とすことはできないので、スローモーションでやりましたが、それでも相手は避けることができず、倒されてしまいます。 これもみなさん、うまくできるようになりました。
次に相手の腕を巻き落としたらすかさず、その腕に肘を地面に垂直に打ちおろし、もんどり打ってでてきた相手の顔面に沖拳を入れるというやりかたを稽古しました。
次に、沖拳の代わりに野馬分鬃で相手を倒す稽古もしました。 このやりかたで重要なポイントは、相手を垂直に崩したその高さで野馬分鬃をかけることです。高さを変えないで行うことによって、相手はカンタンに倒されてしまいます。
これで今回の稽古は終わりです。
なんか、並歩進歩搬欄錘の用法を書いていたら殺伐とした表現が多くなってしまいました。 このブログを読んでくださっている方、もし御不快な思いをさせたのでしたら、心からお詫び申し上げます。
今回は私にとって久しぶりの稽古。 とても充実した時間を過ごさせていただきました。 みなさん、ありがとうございました。 お疲れ様でした。
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Last updated
2013.03.14 15:20:21
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