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カテゴリ:古書
将に天下を取らんと欲してこれを為せば、我、すでにその得ざるを見る。
天下、神器なり。 為すべからず。 為す者は、これ敗れ、執る者はこれを失う。 故に物に行くあり、随うあり。 歔あり吹あり、強あり羸あり、載ありきあり。 是を以て聖人、甚を去り、奢を去り、泰を去る。 君がいろいろ勉強して、たとば占いとか勉強して、人生を思い通りにしようと 思っても無駄。 人生は道の流れの中にある。 これを思い通りにしようとする者は、即、無理だと諦めるだろう。 あるときは自分の意志でうごかなければならない。 あるときは流される必要もある。 ふざけることもため息をつきて落ち込むこともある。 強引に進むこともあれば、後悔して涙することもある。 まわりにおだてられ載せられることも、踏みつけられ、犠牲になることもある。 こういうことを考えれば、何をどう読んでも、君の思い通りににはいかない。 ある考えに凝り固まったり、いい気になってセラピストなんてカッコつけたり、 自分だけはうまくいっているなんて自慢してはいけない。 どんなに威張ってみても、君は道の流れの中にいる人にすぎない。 自然に謙虚に生きることだ。 そんなことを教えているんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.08 16:54:17
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