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2019.03.04
カテゴリ：西忍寺道場
今日の柿崎のお天気は晴れ。
もう本格的な春到来！という感じです。 去年に比べればまるで夢のようです。 きょうのメンバーは2人。 N師範と私のみでした。 O大師兄は、花粉症のためお休みです。 最初は太極拳の套路。 次は、八卦掌、形意拳の套路を行いました。 次に混合対練。 N師範は私の受け流しが効かないので、わざと崩さないで、 その分、私が崩れてスライムのように入り込んで攻撃し ました。こうすると、最短距離で攻撃することができます。 また、相手が攻撃してきたときは、こちらが後ろに崩れ、 相手も手前に崩し、後頭部に拳を打ち込みます。 次は琵琶勢。 相手の攻撃を、こちらが崩れながら迎え入れ、一瞬にして 肘関節を極めます。崩れた時、転ばないように足を運びま す。それが結果的にはあ足さばきとなり、技がきれいに、 しかも素早く決まります。 結局のところ、足さばきや歩法は、意図してやると非常に 体力を消耗しますが、自分の重心をわざと崩し、そのまま 倒れるといけないので、しかたなく足が出る。こうすると 素早く自然に力みなく歩法ができます。 作為を棄て、自然に全てを行うことができれば、もう達人 の境地でしょう。 次は覧雀尾。 これは相手の攻撃を受けるときに、踵で受けておいて、次 の攻撃で相手の重心を浮かせ、その崩れたところに、こち らは踵から勁を昇らせ、腰から背骨に纏わりつかせ、さら にそこから腕に、腕から指先に向けて勁を纏うようにして 放つと、相手は大きく崩れ身動きができないようになりま す。 次は、左右盤欄。 これも掌打のときに踵から勁を昇らせ、掌にもってくると 相手はもんどりうって崩れ落ちます。 ここで、連打にたいする受けの方法を稽古しました。 一打目はまともに受け、２打目は自ら崩れて受ける。こうす ると相手は手前に崩れ、連打が不可能になります。 その上、手前に崩されて簡単に反撃することができます。 今回のテーマは自ら崩れること。 踵重心で立ち、相手の攻撃の勢いを受けて崩れる。 それが相手への崩しとなり、こちらの反撃を容易にする。 さらに別方向に崩れ、仕方がないので足を運び、また別の方向 に崩れながら受け、しかたがなく足を運び、これを繰り返して いくうちに、相手は渦に巻き込まれたように潰れていく。 しかたがなく崩れ、仕方がなく足を運び、仕方がなく潰す。 これをわずかな動きでできれば、間違いなく達人だと言っても いいと思います。 あともう少し。 達人への道が見えてきました、 以上で本日の稽古は終わり。 N師範、今日もいい稽古ができましたね。 お疲れ様でした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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