まうまうっとねー。

某予備校の講師登録試験、だめでした。いろんな意味で。

まず設定された制限時間内に解説が終わらなかった。
そこが一番のミス。
それはわたしが悪い。そこは言い訳のしようもない。

しかしだ。それにしても相手だって相当なもんで、
わたしの経歴についてさんざんあれこれ探りを入れてきて、そのくせ、
「国語は講師志望者多いんですよ。」と圧力をかけてきた。
ふうん、そうなんですか、と聞き流しているふりをしたけれども、
それって要は「駒はいくらでもいる」ってことでしょ？
専門的な知識なんかなくていいから、とにかく受験のテクニックさえあればいい、
若い人を使って時給はできるだけ安くあげたい、とはっきり言えばいいのに。

で、講師登録をどうするか、いつまでに合否判定がもらえるかわからずじまい。
ひどすぎる。
前にも書いたけど、明らかに私の方から辞退するのを待っているとしか思えない。

行かなきゃよかった、あんなとこ。

御堂筋の銀杏並木だけがただきれいだった。


横道に入ったところのおいしそうな「バウムクーヘン専門店」でミニバウムをちょっと買って、
心斎橋のユニクロでベレー帽とマフラーと手袋をそろいで買って、
それから、いつもの天満橋のマッサージを受けに行った。

いつも会っているひとの手でやさしくもみほぐされながら、いろいろなことを考えた。
どうにもならないことってあるなって。
こんなに「教えたい」のに、なんで上手くいかないんだろうって。

家に帰って、近所のデパートのカルチャーセンターのちらしを見て、
なんでここで教えるのがわたしじゃだめなんだろうって思ってまた悲しくなった。


想像していた以上にダメージが大きくて、どうしたらいいかわからない。
楽しみにしていた『よつばと！』の最新刊も、きれいな雑誌も買ったけど、見る気がしない。



明後日は奈良で研究会があるけど、どうしよう。
仲間に会いに行くと思って参加するか、それとも休養・復調を第一に考えるかだけど。
……しんどいな。

北海道の研究会の仲間が恋しいな。
月に１度、みんなとあれやこれやいいながら物語を読むのが好きだった。
高校生の時は、今はもういない先生と一緒に枕草子を読んでいた。楽しかったな。

今の研究会も楽しいけど、やっぱりいろんなしがらみがあって、ちょっとしんどいとこがある。
自分の拙論もみなさんにお送りしなきゃと思いながら、それもちょっとしんどいや。
ああ、わたし、疲れてるんだ。

申のみんなに会いたいな。
こんな夜はどうしていいかわからない。