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★「人生について悩む瞬間こそ最も濃密な時間である」(p52)
★「自分が傲慢だったのは、自分の能力の壁に 本気で挑戦したことがなかったからです。」(p71) ★「コアスキルに1万時間を注ぎ込め」(p143) ★「デジタル革命は究極のアナログ革命」(p162) 【サラっとく?】 ●この本でいう「プロ」とはなにも、専門的な技能や知識をもつ人のみを 指しているわけではありません。自分の仕事や使命といったものに命をかけ、 あくなき挑戦を続ける人たちのことです。 ●彼らに特徴的なのが「社会への感謝」や「恩返し」といった気持ちを忘れない ということ。高橋尚子選手は、マラソンの35キロ付近で苦しさにどうしようもなく苦しく なると、コーチやお世話になった人の顔を思い浮かべるとか。ウィーン国立歌劇場の 小澤指揮は超多忙にも関わらず、帰国時には「小澤塾」で若者の指導に務めています。 ●著者の中谷氏は安定した国立大学教授の地位を捨て、ソニーの社外取締役に就任 するなど、自分の価値観を貫いてきた方です。現在は取締役会議長、多摩大学長、 UFJ総研理事長などを兼ねる超多忙人。そんな中でもこういった本を書いて、 プロの育成に注力している。ご自身も立派なプロフェッショナルといえますね。 ●学生や若手ビジネスマンを対象としたアツいメッセージが散弾銃のごとく 襲い掛かります。著名人だからベストセラーが書けるのではなく、ベストセラーと なるほど重みのある文章がかけるからこそ著名人・・・そんな事を感じさせる一冊です。 【突っ込んどく?】 ●コアスキルに一万時間を注ぎ込め・・・一万時間というのは、およそ大学院で 博士号を取るのに必要な時間に相当するようです。誰だって一つのことに1万時間も 投資することができたなら、必ずその分野で一角の人物になれるということ。 ●また、一つの分野を極めると必ず何らかの「鉱脈」に辿り着く。 それは他の分野にも繋がっていて、不思議と様々な事が見えてくる。 一流のスポーツマンであれ、アーティストであれ、学者や経営者であれ、 彼らに不思議と共通の、言葉にできないオーラを感じるのはこれが原因でしょう。 ●それは愛国心であったり、洞察力であったり、間の取り方であったり・・・ 色々とあるのでしょう。しかしそれらは夜明け前の星空のごとく、 ひとたび口にすると陳腐化してしまいますね。 それを知るためには自分が何らかの鉱脈を掘り当てるのが一番です。 ●鉱脈の中には栄養素が豊富に流れていて、それによってプロとしての寛大さや 謙虚さといったものが身につく。これらを中谷氏は「鉱脈クラブ」と称しています。 なんだかステキなクラブですね。僕も一刻も早く入会したいものです。 オススメ度★★★★★ 満点! →学生、若手ビジネスマン 転機をつかめないでいる方 鉱脈クラブ!会員希望者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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