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ここ読め本本!!―レビュー&書評―

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2004年05月18日
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★「日本の会社の90%以上が、年少10億円以下の零細・小企業だ。

なぜかといえば、この第二創業期の壁が非常に厚い。」(p199)

★「第一に母性的な愛情。その次に父親的なしつけを行うことが大事。」(p214)

★「幸福な出来事と、不幸な出来事があるわけではない。同じ出来事を、

幸福と解釈する人と不幸と解釈する人がいるだけだ。」(p216)

★「執着を手放せば、それと等価以上のものがまもなく現れる。」(p258)

★「単純化して例外を見落としてしまうリスクよりも、単純なシナリオを知らない

  ことにより間違うリスクのほうが、今は大きいからなんだ。」(p289)


【サラっとく?】


●副題には「5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」とあります。一見すると、

 書店にあふれる「成功本」や「ノウハウ本」の類と変わらなくも思えます。

 小説形式という点も「ホワンの物語」や「アルケミスト」、「ユダヤ人大富豪の教え」

 などを読んだ方にとっては、特別珍しくもないでしょう。


●ただし、それらの本にはない説得力が本書にはあります。それは成功の「裏」に

 潜んでいる陰…ダークサイドともいえる部分を取り扱っているから。

 億万長者のインタビューや、成功者の噂などにおいて、そのきらびやかな面ばかり

 が強調されるのはなぜでしょうか。


●物事というのはプラスとマイナスのバランスで成り立っています。しかし

 考えてみると、僕らの住む現代というのは、気分を落ち込ますような話題ばかり。

 新聞を見ても「不況」「殺人」「拉致」「戦争」など…溢れる負のキーワード。


●この反発からでしょうか。「正」を担う成功物語は、これまで華やかな部分ばかりが

強調されてしまっていました。本書はその裏側に食い込んだという点で真に意義深い

 作品といえるでしょう。経営者、起業志望者のみならず、より広い視野で人生を

 ハンドルしてきたい方全てにお薦めできる一冊です。


【突っ込んどく?】


●「第二創業期の壁が非常に厚い」。起業を第一創業とすると、この第二創業とは

 年商十億を突破し、「家業」から「企業」へと生まれ変わることを指します。

 ただ、多くの会社は8億から10億を目指そうとしたとたん、で様々な問題が噴出し

 年商6億に逆戻り・・・というパターンを繰り返しているといいます。


●日本の会社の90%以上が中小企業というのも、経営者がこういったパターンを

 パターンと認識せず、死ぬまで見えない壁に挑み続けることが原因とのこと。

 その噴出する問題は、経営システム、あるいはマネジメントの問題であったり

 するわけですが、本書は対話形式でその解を分かりやすく示してくれます。


●ただ、「経営が十把一絡げにパターン化して語れるか!」と思う方もいるでしょう。

 確かに柔軟性を失うリスクは捨て切れません。例外ももちろんあるでしょう。

 そこで、抜粋した最後の文章をお読み下さい。


●「単純なシナリオを知らない事により間違うリスクのほうが大きい」

 いわゆる常道や定石を軽視する人というのは、往々にして単純なミスに陥るもの。

 東洋の優れた思想家は皆、「論語」や儒教の教えに通じています。

 どんな奇抜な手を打つ棋士であれ、定石を何百回と学んでいます。

 
●知ることで避けられるシナリオがあるのなら、学ぶにこしたことはありません。

 起業家に限らず、人生を賢く生きる「智恵」を得たいという方すべてに

 読んでいただきたい一冊です。



オススメ度★★★★★満点!

→起業志望者、起業家

 賢者志望者

 家庭と仕事の両立を遂げたい方





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最終更新日  2004年10月01日 21時54分23秒
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