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★「今や君自身が自分の人生の指揮官となったわけだ。」(p110)
★「本当のやり手は、リサーチ能力を活かして道を切り開く。」(p122) ★「やり手の第一法則は「ノー」という答えを甘んじて受け入れないこと。」(p130) ★「その青い壺は、あなたの一世一代の大チャンスだ。」(p134) 【サラっとく?】 ●「必ずやり遂げる」、この本が伝えるメッセージはこれだけ。 シンプルなだけに、非常に訴求力の高い内容に仕上がっています。ただし、この 単純に「やり遂げる」という事をできる人が、果たしてどれだけいるか…。 ●この物語の主人公ペックは、彼を雇ってくれたキャッピー会長から、 期限までに、街である「青い壺」を購入してくるように頼まれます。 「必ずお届けしましょう」と約束したペックですが、事はそううまくは運びません。 ●地図の場所には壺屋はなく、ペックは街中を駆け回ります。ようやくみつけたと 思ったら、ドアには鍵が…。しかし今日中に「青い壺」を手に入れなければいけない。 そこでペックは看板の「ジョンソン」という名をヒントに、電話帳に載っている 街中の「ジョンソン」に電話をかけます。みつからなければ隣の、そのまた隣の市まで。 ●ようやく本人を見つけ会えたと思ったら、今度はお金がない。周りに頼んだところで、 誰も貸してくれない。考えあぐねたペックは、家に帰って自分の2500ドルのダイヤを 取ってきます。そしてなんとそれを保証金代わりにし、ついに青い壺を手に入れて しまうのです。 ●これは、キャッピー会長が本当に「やり手」を見抜くために仕組んだゲームでした。 どうでしょう。あなたなら、この単純に「やり遂げる」作業ができましたか? 僕だったら、地図の場所に壺屋がなかっただけで、またドアが閉まっているのを 確認した時点で諦めていたかも。 (ダ、ダイヤなんて…笑) ●いや。ひょっとしたら「くだらない仕事だ」と始めから回りに頼み、自分で やってすらいなかったかもしれません。本書はアメリカで80年間読み継がれてきた 不滅のバイブル。いつの時代も真の「やり手」の定義は変わらないのかもしれません。 【突っ込んどく?】 ●「その青い壺は、あなたの一世一代の大チャンスだ。」(p134) 「やりたくない」と誰もが敬遠する仕事は、自身の忍耐力をつける最高のチャンス。 「できるはずがない」と誰もが見捨てている仕事は、自身の創造力を示す絶好の機会。 ●この「青い壺」は、あなたの職場にも、家庭にも、至る所に存在しています。 それは一見どうしようもないプロジェクトや、ゴミ捨てだったりするかもしれない。 「こんな瑣末なこと、やってられるか」と思うかもしれません。しかし 「こんな瑣末なこと」さえやれない人間が、大きなプロジェクトを任されるか…。 ●秀吉がそのむかし、信長の下で草履取りをしていた時のエピソードは有名ですね。 ある雪の夜、背中に草履を入れて暖めていたことが信長に知られ、大いに取り立て られました。瑣末なことだからこその、感動というものもあるんですね。 ●僕は「小さなこと」にどれだけ全力でできるか、「小さな約束」がどれだけ守れるか、 これが「やり手」かどうかを決めると思っています。というのも、社運をかけた 壮大なプロジェクトも、つまるところは「小さなこと」の集合体だし、 人生も「小さな約束」の積み重ねだと思っているからです。 ●チャックのように、「必ず成し遂げる」GO-GETTER を目指したいものです。 オススメ度★★★☆☆ →・サラリーマン ・「やり遂げる」力がほしい方 ・上司を信じ、部下から信頼されたい方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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