生まれたての砂の景色
さらに続きです。 削れた砂の一部は海岸に堆積しています。一箇所、とてもふわふわな層を見つけました。砂はさらさらで柔らかく、流れていくようです。 柔らかい斜面の右手には、なんと自然の砂時計が出来ていました。 上のすりばち状の凹み方も、下の山形も、見事な砂の安息角(崩れて安定する角度)を形成していました。 本当に柔らかく、絶妙なバランスで成り立っているので、表面を少し動かすだけで全体が流れてきます。 しかも砂時計みたいに少しずつ。 もう少し先に進むと、砂の模様が見れました。風紋です。風によって砂が自然に波打っています。砂漠で見られる光景ですね。新島の砂浜の海底などにも、波によって作られることもあります。 スケールの大きい絶景の麓に、こんな素敵な砂の景色を見ることができました。 まさに、あかちゃんのようなチャーミングな砂でした(意味不明かもしれませんが・・・) 常に生まれ、そして形を変えて行くなかで、このような絶妙な光景が造られていくんですね。 途中、絶壁からの落石の音、砂塵が舞う音、波の音とも相まって、まさに砂が生まれており、その場所に包まれているんだなぁと実感しました。 ・・・いよいよ最終目的地に続く・・・