日本の辻井伸行さんはヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて日本人で初優勝したんだが、その
ヴァン・クライバーンが23歳で世界的に権威のある第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したときに演奏したチャイコフスキーピアノ協奏曲第一番の映像と思われる。冒頭にソ連の最高指導者のフルシチョフと思しき姿も映しだされている。Wikipediaによると「このコンクールは1957年10月のスプートニク1号打ち上げによる科学技術での勝利に続く芸術面でのソビエトの優越性を誇るために企画された。クライバーンのチャイコフスキー協奏曲第1番とラフマニノフ協奏曲第3番の演奏後はスタンデイングオベーションが8分間も続いた。審査員は審査終了後、ニキータ・フルシチョフにアメリカ人に優勝させてもよいいか聞いた。フルシチョフは『彼が一番なのか?』と聞き、『それならば賞を与えよ』と答えた。冷戦下のソ連のイベントに赴き優勝したことにより、一躍アメリカの国民的英雄となる。」とある。それほどに当時としてはセンセーショナルな出来事だったんだろう。
自分が映像で確認できるのは、クライバーンの異常に親指が大きくて広がってるように見えること。まさにピアニストに相応しい手指。そして指裁きが素早く正確で、アタックが強烈なことッスかねぇ。若干硬質な感じにも聞こえるけど、素晴らしい演奏ッス。