カテゴリ:砂的博物誌
土曜は寝過ぎたし、日曜は風呂でうたた寝して変な夢見るし、 夜が更けても寝つけず、明け方に抜け出して近場を散策すると、 夜の明けやらぬほの暗い中で、"かりん"な花に出逢った... その花が、あまりに"かりん"だったので、もう一度見たいと心が騒ぎ、 雨雲が空を覆わないうちに出かけて、再度シャッターを押した。 "かりん"に思えた花は、夜明け前と表情が少し変わって見えて、 淡いピンク色の花は、今度はとてもキュートに感じた。 花は、暗いときと明るいときとでは、感じ方が違うものだけど、 明け方見ても、昼間見ても、花梨(かりん)の花は凛として"可憐"だ。 花梨は、別名で安蘭樹(あんらんじゅ)とも呼ばれるそうだ。 花梨は、耐寒性のあるバラ科の落葉樹で、白や淡いピンクの花が咲き、 秋に収穫される果実は、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タンニン、 アミグダリンを含んでいて、花梨酒や喉飴、化粧品なんかの原料にもなる。 生薬では和木瓜(わもっか)と呼ばれ、中国では花梨は木瓜と書く。 "金は貸しても借りんな!"といい、商家では表庭に花梨を植え、 裏庭に樫の木を植えると商売繁盛によいとされた。 水と肥料を好み、3月から5月まで花が見られる花梨は、 やはり可憐な花だ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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