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ないものねだり

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2012.04.30
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カテゴリ:砂的博物誌



土曜は寝過ぎたし、日曜は風呂でうたた寝して変な夢見るし、
夜が更けても寝つけず、明け方に抜け出して近場を散策すると、
夜の明けやらぬほの暗い中で、"かりん"な花に出逢った...



花梨01

(花梨 砂浮琴)

その花が、あまりに"かりん"だったので、もう一度見たいと心が騒ぎ、
雨雲が空を覆わないうちに出かけて、再度シャッターを押した。


"かりん"に思えた花は、夜明け前と表情が少し変わって見えて、
淡いピンク色の花は、今度はとてもキュートに感じた。


花は、暗いときと明るいときとでは、感じ方が違うものだけど、
明け方見ても、昼間見ても、花梨(かりん)の花は凛として"可憐"だ。
花梨は、別名で安蘭樹(あんらんじゅ)とも呼ばれるそうだ。


花梨02


花梨は、耐寒性のあるバラ科の落葉樹で、白や淡いピンクの花が咲き、
秋に収穫される果実は、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タンニン、
アミグダリンを含んでいて、花梨酒喉飴化粧品なんかの原料にもなる。
生薬では和木瓜(わもっか)と呼ばれ、中国では花梨は木瓜と書く。


"金は貸しても借りんな!"といい、商家では表庭に花梨を植え、
裏庭に樫の木を植えると商売繁盛によいとされた。



水と肥料を好み、3月から5月まで花が見られる花梨は、
やはり可憐な花だ♪













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Last updated  2012.05.01 02:04:44
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