648939 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ないものねだり

ないものねだり

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.05.05
XML
カテゴリ:砂的博物誌



A weak man has doubts before a decision.
A strong man has them afterwards.


弱者は決断する前に疑問を持ち、強者はその後に疑問を持つ...


射干01

(射干の花 砂浮琴撮影)

野生の植物を観ていて、いつも感心することがある。
自然の中の植物には、生きるための迷いや邪念が一切ない。


植物は、光に向かってひたすら真っ直ぐ枝を伸ばし続け、
嵐で折れても、岩に阻まれて曲がっても諦めることがない。


人は、緻密に思考する知能感情を持つ分だけ、植物より弱い。
ときに知能は恐怖を生み、理性は行動を抑制し、感情は弱さをさらけ出す。


射干02


植物のように無心になれたなら、人はもっと楽に...
そして、さらにシンプルに生きられるのに。



意識もなく身動きせず、死んだような状態を植物人間というけど、
魂を持ちつつ、生きることに迷いのない植物に、随分無礼な言葉だ。
人って何様だろう? 自然の中では小さな花より非力なクセに...


雑木林の木漏れ日の中で、射干(しゃが)が咲いているのを見つけた。
漢字では、著莪と書くこともあり、胡蝶花という別名もあるようだ。


射干03


射干はアヤメ科 アヤメ属の常緑の多年草で、Iris japonicaと、
学名に"日本(japonica)"を冠するけど、古い時代に人為的に持ち込まれたそうで、
自然に自生するものは、古い時代に人が住んだ痕跡だとする説がある。



人が去った後も、射干はそこに根づいて、生き残っているそうだ。
人は、易々と移動できるけど、植物はそこ生きるしか術はない。
野生の花には、逃げ場のない覚悟と、生き抜く逞しさを感じる...













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.06 00:13:30
コメント(8) | コメントを書く
[砂的博物誌] カテゴリの最新記事


PR

Profile

砂浮琴

砂浮琴

Calendar

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X