★2月25日の光のメッセージ
一羽の鷺が 夜の 暗い空を飛んでいく。眼下に 暗い海を 見下ろしながら。彼はずっと 飛んで行く。悲しみや 苦しみや 不安や 迷いの暗い海を 眼下に 見下ろしながらそれでも ずっと。ずっと 南へ向かって。飛んでいく。これは彼の 命の働きだ。彼の命は 向かうべき正しい方向を 知っているのだ。誰に教わらなくても彼の命が生き延びる彼のソウルが生き続けられる正しい時と 方角を彼の 本能の力は 知っている。理屈や 論理や ましてや 他の命にどう見られるかなんて 関係なくただ彼は 彼の命の直感によって生き続けられる正しい時に 正しい方角に飛び続けていくのだ。彼の 本能の直感は自然の循環の流れの 一部だ。彼の心の中に 神の働きが ある。一羽の鷺が 暗い夜の中をずっと 飛んで行く。悲しみや 苦しみや 不安や 迷いの暗い海を 見下ろしながら。それでも 彼はずっと彼の本能の直感を信頼してずっと 飛んで行く。南へ 南へ。その時 少し丸く太った半月が厚い雲の中から 現れた。彼は少し 不思議なインスピレーションを感じた。たった一人で直感だけを頼りに 飛んで行く不安な心に一本の 導きの 光の糸を感じたのだ。その時彼は 確信した。この方向で 大丈夫なのだ。ちゃんと 目指す場所に自分は 導かれていてたどり着くことが できるのだ。暗かった 海の上に月の光が落ちてキラキラ輝き始めた。なんて神秘的な光景だ、と鷺は 思った。どこかでこの光景を見たことがあるような気がした。そしてもう彼は海を見下ろすことなく南へと 確信の心と共にずっと 飛び続けて行った。.