日本に帰ってきてから高校時代の友人達と
わりと頻繁に会えるようになった。

私の中学高校の同窓生は、もう絶対に間違いなく、
努力家の賢い人揃いなのですけれども、
いやー、賢いオンナは美しくなるのか。

頭の回転が早いから、話が面白い。
私が拙い言葉で説明してもちゃんと汲み取ってくれる。
教養があって、言葉選びも巧みだし、
気が利いて、品があって、優しい。
ほんとになんて素敵な女性ばかりであることよ。

みんな高校を出てから、大学で、社会で、
さらに素敵な人たちに出会って、いろいろ経験して
磨かれ続けてこんなにも素敵な女性たちになっていったんだろうなぁ。

その原石たちに囲まれて6年も時を過ごして、思い出を共有して、
そうして今でも大切な友として繋がっていられることは
なんて奇跡的に、素晴らしいことなんだろうと思う。

｢私には合わない。共学いきたい。やめたい。｣等々
通っている時は幾度と無く思ったものだった。
自分の居場所ではないと思っていた学校だった。

けれど、今はあの学校に6年間通えてよかったと思う。
高校卒業10年にして、心からそう思う。
有難みを理解するのにこんなにも長い歳月がかかってしまった。

しかしその温室環境を心から有難く思う一方で、
留学という選択をしたこと、させてもらえたこともまた有難し。
留学をしていなかったら、私は私の私らしさ、雑草のような強さを
自らに見出すことが出来なかったのではないかと思う。

さまざまなバックグラウンドの、多種多様の才能を持ち、夢を持ち、
悩みを抱え、頑張っている人々と知り合う機会に恵まれた。
留学を通して得た仲間もまた、大切なタカラモノ。

あぁ、どこをとっても、愛しい我が人生。

こう思えるようになるまで、ここに辿りつくまで、だいぶ長くかかったなぁ。